ティムバートンの名作「ナイトメアビフォアクリスマス」のアートディレクターが関わった64未発表作品のデータがついに発見されました。
明らかになったのは3月5日(現地時間)のことです。任天堂関連の未発表タイトル、試作品のデータを集積、公開している海外のウェブサイト「FORESST OF ILLUSION」が1999年のE3で試作品が発表されて以来長らく消息の分からなかった64未発表タイトル「Carnivale – Cenzo’s Adventure 」のプロトタイプカセットとデータを発見し、その概要を報告しました。
同作は同名のアニメーション映画のタイアップ作品として映画製作元の「Terraglyph」社によって開発されたとされるタイトルです。
もともと、本作は映画公開の2000年に発売される予定。前年1999年のE3でお披露目となりました。そですが、そのご、Terraglyph社の財政的な問題で開発がとん挫したとみられています。
映画自体は名将ティムバートン監督のアニメーション作品「ナイトメアビフォアクリスマス」などでアートディレクターを務めたディーンテイラー氏が監督を務め、期待感の高い作品だったようです。
ですが、こちらも財政的な問題うまくいかず。一部ヨーロッパのみで放映され、知る人ぞ知る名作という状態になっているようです。
ゲームは映画のシナリオと同じく、別次元にある謎の遊園地に招かれた子供たちが、遊園地からの脱出を目指し奮闘する、という内容とのこと。
3月5日にの発表と同時に投稿されたゲーム概要を紹介する動画では同作のプレイ画面も公開されています。
キャラクターを操り、遊園地内のゲーム(ミニゲーム)を進めながら、ゲームクリアを目指すような内容だった模様です。
正直なところ、あまり面白くはなさそう。
発売されるはずだった2000年といえば、PS2が発売された年ですが、その点を考えると、グラフィック、ゲーム内容ともにかなり厳しい印象を抱きます。
発売されてよかったのかよくなかったのか。少なくともこの発見に歴史的な価値があることは事実でしょう。
本作のデータはFOREST OF ILLUSIONないで公開されています。気になる方はのぞいてみては。
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