プラチナゲームズの新作BABYLON’S FALL 酷評レビューが相次ぐ、その要因とは

バビロンズフォール最新ゲームニュース

PC版が3月3日に、PS4/5版が3月4日に発売されたオンラインアクションRPG「BABYLON’S FALL (以下:バビロンズフォール)」。「ニーア」シリーズ、「ベヨネッタ」シリーズなど、スタイリッシュなアクションに定評のあるPlatinumGamesが開発に携わり、スクウェア・エニックスがプロデュースを手掛けた作品です。

名作を作ったコンビがタッグを組んで制作した作品であること、油絵をモチーフにした独自の世界観、硬派ながらやりごたえを感じさせそうなシステムなどがあいまって、歴史に残る傑作になるのでは? と期待されていたバビロンズフォールですが、現状は芳しくないようです。

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バビロンズフォールPS5版がメタスコアで41を記録、ユーザーレビューでは0点も

各メディアのレビューを横断的に掲載するサイト、metaclticによるバビロンズフォールのメタスコア(各サイトのレビューの平均点)は惨憺たるものとなっています。※以下数値は3月7日記事執筆時点のものです。

メディアから最も好意的な評価が寄せられたバビロンズフォールPS5版で41(100点満点中)。PC版では20、PS4はメディアによるレビューがそもそもないという状況です。

また、同サイトに寄せられたバビロンズフォールのユーザーレビューではPS5が2.6(10点満点中)、PS4版が1.8、PC版は0.8と1を切る事態になっています。

日本に目を移すと、バビロンズフォールのアマゾン評価(PS5版)は2.3。こちらも芳しくありません。評価は8件(3月7日時点)あり、4以上の高評価は2件あるものの、それ以外は1(5件)2(1件)と低い評価が集中しています。

低い評価を下したメディア記事、ユーザーのコメントを抜粋すると

「20時間以上プレイする価値はない」(海外メディアAOTF

「このタイトルに誰も金を使いたくないだろう」(海外メディアTHE GAMER

「安っぽいモバイルゲームのようだ」(PS4版に0を付けた海外ユーザー

「すべてにおいて同人以下」(日本のアマゾンユーザー

と「これぞ酷評」と呼ばざるを得ない内容が少なくない数、寄せられています。

なぜ期待の新作バビロンズフォールがこのような評価を得るに至ったのか、その要因を見ていきましょう。

バビロンズフォール 画質が現代の最新作とは思えないものという指摘が

まず、酷評の要因として多くあげられていたのが、その画面表現です。本作では油絵のような世界観を作り出すために独自のフィルターがかけられています。人によっては視認性が悪く、アクションRPGという本作のシステムと相まって、プレイしづらいと感じるとのこと。

また、全体的に画質も荒く、最新ゲームを最低品質でプレイしたような状況になっているとの意見もありました。実際に映像を見ると、キャラクターの肌や背景の木や建物の凹凸などの質感がうまく表現されておらず全体的に「つるっ」としている印象を受けます。言葉を選ばずに表現するのであれば、PS2やPS3初期(あるいはPSVitaとか)のゲームに近いと個人的には感じました。

ただし、画質に関しては、本作がオンラインプレイを前提としていると考えると、仕方のない面もあるのではないかと個人的には思って今dス。画質がそこまで高くなければ、高性能なグラフィックボードを積んでいるPCやPS5のような次世代機ではないプレイヤーでも比較的同じゲーム体験ができるからです。

また、今後のロードマップなどを見ると、これらグラフィックの問題は徐々に改善をしていくようで、今後に期待を持てるのではないかとも感じます。

バビロンズフォール アクションが全体的にもっさりしている

アクション面はどうでしょうか。レビューなどを見るとこちらにも問題があると指摘する評価も少なからず見受けられました。

・ロックオンが正常に機能せず、ロックオンしたはずの敵が画面外にいってしまう。

・ジャンプがうまく機能しない(まっすぐジャンプできない)

・当たり判定の調整が雑

・キャラクターの動作が全体的にもっさりしている

との指摘が多いです。

とはいえ、さすがにスクエニが出している先品とあってか、ゲームシステムを評価する声も。ディアブロなどの代表作がある、ハクスラ系のゲームとしてみれば、楽しめるという意見もみられました。とはいえ、それはプラチナゲームズのアクションに期待はしていなかった。、という指摘も。

つまり、ニーアシリーズ(特にニーアオートマタ)のような弾幕飛び交う中を華麗に飛び回り敵に攻撃を決めていくといった爽快感のあるゲーム性を期待していたプレイヤーにとってはバビロンズフォールは、その思いに添わないものであったようです。

そのほかにもレビューを見てみるとマルチとソロ時のバランスがおかしい、など全体的に調整不足感が否めないとする評価が多い印象でした。

バビロンズフォール オンラインプレイ前提のゲームなのにフルプライス

個人的にはこれが一番バビロンズフォールに低評価を付けている人が多い理由なのではないかと感じました。金額面への不満です。

今作はほかのキャラクターとのオンラインプレイを前提としている、いわゆるMMOのようなゲーム性のタイトルとなっています。

ボスなどの敵はマルチプレイ推奨の難度、また、ソフトデータ以外にもゲーム内コンテンツを有料で購入する要素があるなどのお約束もあります。これ自体は問題ありません。

また、前述のアクション面、グラフィックの問題に関しても、買い切り方のゲームではないのですから、プレイするユーザーの声に合わせて修正対応していけばいいものではないかと個人的に思います。

それが、フルプライスで販売されているゲームでなければです。

バビロンズフォールは価格8580円、つまり、エルデンリング、ホライゾン禁じられた西部、など買い切りのAAAタイトルと同じ、フルプライスのゲームとなっています。

正直なところ、ここまでで紹介してきた「調整不足」があり、加えてゲーム内での追加購入要素があるタイトルなのにフルプライス。割高感が否めません。

昨今ではインディーズで膨大なボリューム、かつグラフィック、システム、ゲームバランスともに非常に完成度の高い作品が3000円、4000円、場合によっては数百円で楽しめます。

また、バビロンズフォールとはジャンルは異なりますが、Apex、PUBG、LoLなどオンラインプレイを前提としたゲームではプレイ自体は無料であるタイトルも少なくありません。

あくまで個人的な印象ですが、こうした状況の中で、大手メーカーが発表するフルプライスゲームに対する期待感、あるいは評価のハードルは非常に高くなっていると感じます。

そのような中で、大作として、雑誌、ウェブメディア、テレビCMなど様々なメディアで喧伝されたバビロンズフォールが「未完成」な部分を残したまま、フルプライスで登場した結果、ユーザーは期待を裏切られたと思い、それが低評価につながっているのではないか。そう思えてなりません。

このような拙速な発表ではなく、開発期間あるいはアーリーアクセス期間を延ばし品質を担保する。課金要素があるのだから、ソフト本体の販売価格は若干抑える、といった対応をしていれば異なる評価が得られたかもしれません。

個人的にも気になるタイトルだった、バビロンズフォール。Steamなどの公式情報を見ると、3か月を1シーズンとしており、そのたびに大規模アップデートが実施されるとのこと。今後の修正などでもろもろの問題を修正し、下馬評通りのタイトルへと返り咲くことになるのか、注視しています。

 

 

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コメント

  1. Terasa より:

    ダメ評価に100%同意。

    ネットで色々調べる前にCMだけ見て買ってしまったパターンですが、まぁ色々ネットでもらってる酷評通りで間違いない。

    最近いきなしニーアキャンペーン始めたりしちゃって、早速落ち込んでるアクセス数増やすための舵取りしたつもりだろうが、別ゲームのコスとBGMが、元々貧相なゲーム世界観を余計壊してて笑ったww

    ゲーム製作そのものへの情熱のなさ+課金に対する貪欲さ、がFFBE思い出させた。。スクエニはもう本当にダメだな。

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