スペインのゲーム開発者 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Californication」のMVに登場するゲームを実際に作ってしまう

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ゲームより

スペインのゲーム開発者が長年のゲーマーの夢をかなえました。

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レッチリ「Californication」に登場する謎のゲーム

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(通称:レッチリ)といえば、21世紀を代表する世界的ロックバンドです。最近では一時脱退していたギタリストのジョン・フルシアンテがメンバーに復帰。新作を発表し話題となりました。

そんなレッチリがこれまで発表してきた11枚のアルバム(12枚目となる最新作が4月1日発売予定)の最も売れたのが「Californication」です。全米で500万枚以上全世界で1500万枚以上というちょうビッグセールスを記録しました。

その表題作「Californication」はレッチリの活動本拠地である「California(カリフォルニア)」と姦淫するという意味を持つ単語「fornicate」を合わせた造語です。歌詞中には27歳の若さで猟銃自殺した、ニルヴァーナのボーカル「カート・コバーン」も登場。ショービジネスの舞台である夢の都市カリフォルニアの光と影を抒情的なメロディで歌い上げる名作です。

楽曲のすばらしさもさることながら、californicationはある点から音楽ファンのみならず、ゲーマーからも注目を集めました。

それが、ミュージックビデオに登場する、謎のゲームです。

ミュージックビデオでは、画面左端にワイプでメンバーが演奏している姿が映し出されるのですが、メインとなる映像はそれではありません。

画面中央では、楽曲が終了するまで、メンバーの「アンソニー(ボーカル)」「フリー(ベース)」「ジョン(ギター)」「チャド(ドラマー)」を模した半裸のキャラクターが、都市、海、森などを走りまわったりする全7ステージの謎のアクションゲームが映し出されているのです。

現在からすれば、若干お粗末に感じる画面なのですが、californicationが発売された当時からすればかなりクオリティが高いものとなっています。

加えて、メンバーのハイテンションさに合わせたようなはちゃめちゃなゲーム画面で以外に面白そうと来ています。

発表当初から「このゲームやりたい!」と思い続けてきたゲーマーがいるとかいないとか。

CalifornicationのMV風ゲームをスペインをプログラマーが作り上げる

そんなゲーマーたちの期待に応えて、かどうかはわかりませんが、スペインのプログラマー Miquel Camps Ortezaさんがこのミュージックビデオ風のゲームを作成しました。そもそも、セガのクレイジータクシーをモチーフにして作られたというミュージックビデオの雰囲気をくみ取り、ビデオクリップ中に現れる7つのステージを作り上げ、印象的なキャラ選択の画面も作り、ユニティを使い一本のゲームとして形にしたのです。

正直なところ、完成度は高いとは言えません。キャラクターはおそらく同じアセットを利用していると思われます。

ゲーム内容自体も、各マップに点在する、レッチリのバンドロゴを5つ集めてクリアというもの、スノボに乗ったり、でかいトンボに乗って空を飛んだり、森をさまよったりと、ミュージックビデオの内容をモチーフにしたものとなっていますが、こちらもうまくはまとまっているものの……。

権利の関係から当然BGM(Californication)はありません。プレイするときには自分で音楽かMVを流す必要があります。

こういったいかにも手作り感あふれるゲームではありますが、約22年間謎とされたゲームを再現しようと奔走し、一定レベルで実現したその執念には脱帽です。

ゲームはitchなどで無料でダウンロードできます。

 

 

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