ソフト基本情報
発売年 | 1993年 |
発売元 | データイースト |
定価 | 10260円 |
荒野を駆け巡るフリーすぎるRPG
「バイアスグラップラー」と呼ばれる凶悪な武装集団や数々のモンスターたちが跳梁跋扈する
どこか何とかマックスや〇斗の〇に出てきそうな世紀末感が漂う、弱肉強食な世界が舞台
主人公は天涯孤独の主人公はと育ての親であった女ソルジャー「マリア」のかたき討ちのためにバイアスグラップラーとのあてのない戦いの旅を始めていく
旅の途中でいたずらのせいでグラップラーたちに命を狙われる羽目になったお調子者のメカニックと
兄の仇をうつために戦う、なんだか不死身な女の子ソルジャー、なぜか妙になつく、超強い柴犬を旅の仲間に迎え、旅を進めていく
その中で、徐々に明らかになるバイアスグラップラーの本当の目的とは
荒野を駆け巡る、主人公のあてのない旅の行方は…
というのが、簡単なストーリー ただ、物語の中でドラマチックな展開がいい意味でも悪い意味でもあるかといえばなく、
いい意味でも悪い意味でもサツバツとした世界観が売りのRPGです。
前作メタルマックスが後半は別として物語の舞台はなんとかマックスを参考にしつつも、全体的にややコミカルな感じだったのに対し、本作は
どちらかというとなんとかマックス、特に第一作のストーリーに近く、それに第二作以降の世界観を足した感じで独特の仕上がりになっています。
なんといっても戦車のカスタマイズが最高
このゲームの売りは難易度の高い戦闘
灰汁の強いキャラクター
独特の世界観などなどありますが、何といっても最高なのが
戦車のカスタマイズでしょう。
出てくる車も様々
戦車しかり、果てはバギーからバスまで出てきます。
これに自ら改造を施し
強力な攻撃をできるようにしたり、防御力を上げたり、といろいろすることができます。
これがたまんないですね。戦車のフォルムも凝っていてかっこいいですし、
うーんたまらんです。
ちなみに人間も普通にレベルアップしますし、
一部重要な戦闘では人間のみで戦わなくてはならず、その辺のバランスはよく考えられています。
あくの強い敵キャラとクールな音楽
名作では当たり前なのですが、
敵キャラが良キャラぞろいです。
特に物語の最初に登場、
最後まで物語に関わる主人公の仇「テッドブロイラー」は
![](https://i0.wp.com/sufamisecond.com/wp-content/uploads/2017/09/テッドブロイラー.jpg?resize=258%2C195&ssl=1)
Google画像検索より
RPG屈指の悪役といってもいいくらいの極悪非道ぶりです。
中途半端にすることなく、とにかく悪逆非道、そして強い
良心のかけらも感じさせないと、もう爽快なくらいの悪役、悪役の鏡といっても言い過ぎではないでしょう。
これ以外にも本作では賞金首(ボス)と呼ばれる敵キャラクたーが多数オリ、
物語の都合上すべて倒さなくてもクリアは可能なのですが、
エンディングで倒したすべての賞金首が登場するというこれまた憎い演出をしており、たまりません
そしてBGMも最高です。こちらのまとめでも紹介しましたが、
それ以外にもボス戦のBGM「ならず者の戦い」などかっこよい曲が目白押しです。
あまり感動的な曲は多くなく
荒野、弱肉強食、メカという世界観にあった、ハイテンポなロック調の楽曲が多いです。
最後に
このメタルマックス2名作でありながら、
開発元のデータイーストさんがつぶれてしまった、という悲しい過去があり
あまり日の目を見ることがありませんでした。ですが、
そののちDSでもリメイク版が発売されるなど再評価の動きがでているとかいないとか
ちなみにスーパーファミコン版が一番面白いのですが、
リメイクで押すならDS版です。
ゲームボーイアドバンスでもメタルマックス2改というリメイク版が出ているのですが、
こちらはバグ版が広く出回っており、しかもそのバグもエンディング中の賞金首紹介の部分がバグによってボケるという最悪な仕上がりになっています。
バグ修正版も発売されてはいるのですが、内容が変わらないだけで、プレミアがついているのでおすすめはできません。
ちなみにスーパーファミコン版は比較的レアではあるのですが、そこまで価格は高くなく、入手はしやすいです。
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