ELDEN RINGにて、現時点で（記事執筆2022年4月11日）非公式ながら、とんでもないクリアタイムが登場しました。まるで王になることがあらかじめ決められていたかのような、神速です。
Distortion2 氏 8分56秒でエルデの王になる
記録を打ち立てたのはアメリカの動画配信者Distortion2氏。ELDEN RINGではすでに、Any％Unrestricted（何でもあり）レギュレーションにて17分台の記録で世界4位につけるなどの記録を持っています。
自身の記録を大幅に更新することとなりました。
あらゆるボスをスキップ、ついにはほぼ一体とも戦わずエルデの王に
Distortion2氏は素性放浪騎士で狭間の地での旅をスタート。王を待つ礼拝堂にたどり着くやいなや通常の地点とは異なる場所にワープできる「Wrongwarp」グリッチを活用し、最初の接ぎ木の貴公子戦の負けイベントをスキップ。いきなり「ストームヴィル城」にて接ぎ木のゴドリックに勝利後たどり着けるエリアに到達します。
その後湖のリエーニエにて、何度かWrongwarpグリッチを活用し、そのまま四鐘楼へ。魔法石の鍵が入った宝箱南にある転送門から「崩れ行くファルムアズラ」に到着。
Distortion2氏はすぐに、アイテム「祝福の記憶」を使用し、ロード中に強制終了、再起動するという技を使用します。再度ゲームが起動するとDsitortion2氏の操作する褪せ人は「巨人たちの山麓」でイベントをクリアした際に到達できるエリアにいるではありませんか。
その後もZipwarp（武器を両手持ちでガード、少しずつ前進すると、進行方向にある、オブジェクトなどを無視してテレポートできる）などグリッチを活用しまくり、中ボス神肌の二人をカットし、ファルムアズラの大ボス「獣の司祭（黒き剣のマリケス）」のもとにたどり着きます。
この時ゲーム内時間で約3分。ここまでで本来倒すべき「デミゴッド」はおろか、メリナから霊馬トレントを譲り受けるイベントなどありとあらゆる要素を無視して、Distortion2氏は本作屈指のボスに挑むことになりました。
レベリングはおろか武器も未強化の状態です。この状態でどうやって勝利するのか。
Distortion2氏はここでもZipwarpを駆使し、本来足場のない場所にテレポートします。その後プロファイルロードを使用し、灰都ローデイルに到達しました。つまりマリケスをカットし神速でエルデの玉座に迫ったのです。
その後もZipwarpを戦技のような気軽さで多用。百智王ギデオン・オーフニール、ゴッドフレイをカッとばし、Distortion2の操る褪せ人はあれよあれよという前にエルデの玉座前にいるではありませんか。
そしてゲーム内時間8分20秒最後のZipwarpを繰り出します。マップ外に褪せ人が到達すると「We got it！！！（やったぜ！！！）」とDistortion2氏は勝利の雄たけびを上げるのでした。
その後なぜかカットシーンが挿入され、「戦士ホーラルー」が登場します。何を見せられているのかと呆然としていると、ホーラルーのバックに流れる「GOD SLAIN」の文字。
そのまま壊れかけのマリカが登場しそのままDistortion2氏、もとい彼が操る褪せ人はゲーム内時間8分56秒でエルデの王となっているのでした。
これまでのＲＴＡを見る限りでは、あらゆるボスはカットできてもラダゴンとエルデの獣を飛ばすのは不可能と思っていましたが、そんなことはないようです。
Distortion2が打ち立てた神速というべき記録。塗り替えられるのかどうか、気になって仕方がありません。
Distortion2氏 記録動画
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