この記事では、アクションアドベンチャーゲームGhostwire: Tokyo の難易度について、解説していきます。(筆者は難易度ハードで攻略までプレイ済み(約20時間)です)
Ghostwire: Tokyo スタイリッシュなアクションだがアクション難易度は低め
まず、結論から言うと、ゲームの雰囲気や開発元のTango gamewarksの既存作「バイオショック」などのイメージがあり、高難易度かと思っていましたが、比較的優しめの難易度です。ストーリー重視の方であればノーマル、ゲームとしての楽しさを追求したいのであれば、ハードモードから初めた方がいいと感じました。(あくまで個人の意見です)
印を結ぶアクションためるか、連射するかはたまたアイテムを使うか
本作はアクションアドベンチャーと位置付けられていますが、古くはフロムソフトウェアのkings fieldsシリーズ、少し前ではFall outシリーズ。直近ではCyberpunk2077などの、FPS視点を利用したがんシューティング(的要素の強い)アクションRPGです。
プレイヤーは人体消失事件が起こった渋谷で、謎の力を持つ男KKに体を乗っ取られ、その力を利用することでなんとか生きながらえた青年暁人を操りながら、人体消失事件の現況にとらわれた妹麻理を助けるため、渋谷に起こった異変の謎を解くために奔走します。
口裂け女、てけてけ、のっぺらぼう、首無し、妖怪など日本的なオカルト要素がちりばめられた、渋谷をプレイヤーはゲームクリアを目指しうろつくことになります。
プレイヤーは渋谷をうろつく怪異である「マレビト」に対し、火・水・風の力を持つ印を結び、時に破邪の力を持つ弓矢や
・バインド
・ダウン値を高める
・視界を遮る
といった力を持つオフダを使い立ち向かうことになります・
印=ピストル、ショットガン、グレネードランチャーを使い敵に立ち向かう
基本となるのが、各地の神社で能力が解放できる印です。
印は
・最初から使える風(ピストル)
・序盤から解放される火(グレネードランチャー)
・ショットガンのような水
の3種類が用意されており、状況に合わせて使い合わせることで敵=マレビトと対峙していきます。それぞれに通常攻撃以外に、チャージすることでより強力な攻撃ができるようになっており、敵との距離を測りながら攻撃手段を選んでいくことになります。どれも、敵を倒すことによって出てくる、それぞれの印の色を模したエネルギー塊を取り込むことで段数が回復できるほか、周囲にある黄泉の国の遺物を破壊することでも開放が可能です。
基本的にはため攻撃で爆発、通常攻撃でも威力が高い火の印を使うことになりますが、弾数が少ないため、この攻撃につなぐためにいかに、風、水を使い分けていくかというのが戦略の分かれ目です。
強力な弓矢もあるが、弾数は購入しないと補給できない
そのほか、先ほど説明したオフダのほかに攻撃アイテムとして弓矢も使うことができます。特に弓矢は強力で通常のモブ敵であれば、1発から2発で撃破が可能です。
ただし、火の印の代わりになるかというと、そうはなりません。弾数には限りがあり、こちらに関しては、敵を倒しても補給が効かず、舞台となる渋谷の町中にあるコンビニで補給をしなければなりません。
というようにアクションはさすがTango gamewarksといった感じでよくまとまっており、プレイやーは直感的な操作でアイテムは選べるものの、戦略を常に念頭においておかねばならない絶妙なバランスになっています。
敵は基本的に高火力、ガードするか一気に倒すかして囲まれないように気をつけろ!
さて、システム以外で気になるのが敵の難度でしょう。基本的に本作の難易度は敵のライフや攻撃力で調整されているように感じました。
細かく見ていきましょう。本作は箱庭アクションアドベンチャーです。箱庭=パラレルワールドの渋谷を探索しながら、魂だけの状態になった人間たちを救い、人体消失事件の謎を解き明かすのが目的です。
このような状況の中で敵との戦闘は
イベント戦闘
町中での戦闘
の主に2パターンに分かれます。ただし、いわゆるアクションRPGよりもアドベンちゃー要素に重きが置かれており、オープンワールドゲームなどのように戦闘と移動が完全にシームレスというよりは若干そうはなりつつも基本的には何らかのトリガーがあり、戦闘パートがスタートするといった流れになります。この辺りは、龍が如くシリーズなどの往年の箱庭アクションアドベンチャーゲームをほうふつとさせるものになっています。
さて、戦闘はというと基本的に敵のマレビトが大勢押し寄せる多勢に無勢な状態でスタートします。雑魚を倒していくと徐々に強敵が現れてきて、最後の敵を倒すと終了、いわゆるタワーディフェンスゲームのウェーブ的な内容となっています。
敵に囲まれてタコ殴りにならないように、敵を排除しつつ、補給を続けるという、従来)FPS的なシステムを採用したゲームのような立ち回りが要求されます。
個人的にプレイした範囲では、難易度調整はアクション面や敵の攻撃力ではなく、敵の体力を増やすことによって調整されているようです。
難易度は優しい
とはいえ全体的にゲーム世界のおどろおどろしさに比べると優しめに設定されているように感じました。ハードモードでFPSゲームはクリアまでプレイしたゲームが2作品ほどしかない筆者がプレイしても全然死なないレベル。もちろんストーリー重視でいわゆる死にゲーではないとはいえかなり優しめに感じました。
補給も比較的優しいです。つまり、弾薬ほきゅうができなかったり、体力を回復できないことによるつみが比較的少ないタイトルだと感じました。
回復アイテムも道中にあるコンビニで補給できるほかようしょようしょにアイテムが落ちており、ライフかんりがきっちりできていれば不足するような事態にはなりません。
一見すると無理、と思しきような状況でも武器や立ち回りを切り替えるだけで、なんとかなるような要素が残されており遊びやすいと感じました。
正直なところ、アクションを楽しみたい方であれば、ハードをプレイしても問題はないでしょう(ただ、ネタバレになりますが一部終盤のボスは異様に耐久度が高く若干イライラしました)。優しめのゲームがという方でもノーマルでは問題がないげーむだと感じました。
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