ソフト基本情報
発売年 | 1995年 |
発売元 | エニックス |
定価 | 12744円 |
アマゾンレビュー
★★★★☆(4.4)
高評価
[st-kaiwa1]どハマりしました。美しいドット絵、おとぎ話のような世界観、戦闘や旅を盛り上げるBGM、どれをとっても素晴らしいクオリティです。戦闘の難易度は大味です。興味を持たれた方は是非 ですが、主人公一行のセリフが無いのと(これは好みだと思う、ドラクエに然り)、謎解き要素、おつかいが多く、ストーリー本編以外のやり込み要素は少ないです。 初見でも25〜30時間以内にクリアでき、RTAでは8時間ぐらいです[/st-kaiwa1]
引用アマゾンレビュー
低評価
[st-kaiwa1]1995年にエニックスより発売されたRPG。 フィギュアにされて眠りについていた主人公が謎の神殿で目覚める所から物語は始まります。 様々な世界を冒険しながら、アークと呼ばれる魔法アイテムを集めて、自分が元々いた世界に帰るのが最終的な目的です。 それぞれの世界はかなり個性的で、グリム童話みたいな不思議で毒のある世界観が最大の魅力。 ただ主人公の素性すら不明という基本的な部分が謎だらけの状態でスタート。 しかも主人公も仲間も一切喋らないので、良くも悪くもあっさりとした展開になりがちです。 また仲間が6人いますが、作中でそれらのキャラの背景が一切語られないのは勿体無いですね。 仲間と言うよりも、単なる戦闘マシーンという表現の方が近いと思います。 システム面も結構独特です。 一見ランダムエンカウントっぽいですが、フィールド画面でレーダーが表示されており敵が一応見えます。 ただ (敵の数が多い×無限に湧いてくる×ダンジョン内では避けづらい)=エンカウント率が高いだけ になってしまってるのが残念。 バトルはオーソドックスなコマンドタイプですが、細かく行動を設定できるオートバトルが可能です。 通常バトルはオートでも進めるとは言え、テンポがあまりにも遅すぎてキツイですね。 その上エンカウント率の高さがあるのでプレイ時間の半分はバトルになると思います。 他には装備品を手に入れても誰が装備できるのか表示がなかったり、アイテムや回復魔法を使うとメニューが閉じてしまう等、不親切な面が目立ちました。 ダンジョンの謎解きが非常に多くて、苦手な人は要注意。 ノーヒントの仕掛けも多いので、意外な所で詰まったりします。 また一部では自力で攻略不能な程難しいダンジョンが存在するので、攻略情報を参照しながらプレイしてしまった方が良いかもしれません。 バトル時のグラフィックは中々力が入っており好感触、その反面フィールド画面はSFC初期レベルのグラフィックなのは残念。 サウンドはバトルのBGMの種類が豊富で聴き応えがあります。 クリア時間は40時間程度で、プレイ時間からすればかなりの大作と言えます。 ですがクリアしても大作をプレイした感じがせず、10時間前後のちょっとしたRPGをプレイしたような感覚です。 理由は以下の3つだと思われます。 ・謎だらけの世界観とストーリーの割に、EDでほんのちょっと真相が語られるだけ。 ・主人公や仲間のキャラクター性を掘り下げるイベントがほぼない。 ・プレイ時間の半分はバトル。 ラスト付近にもうちょっと力が入っていれば随分評価が変わってきたと思いますが、物語を成立させる為に足りていない部分があまりに多すぎます。 素材が良いだけに勿体無いRPGだと思いました。 引用アマゾンレビュー[/st-kaiwa1]
一風変わったファンタジーRPG
1995年
7つのアークを題材にしたRPGエルナークその世界観を引き継ぎ、まったく異なるRPGとして誕生したのが”ミスティックアーク”です。
ストーリーはこんな感じ
主人公は旅の最中、奇妙な術により人形(フィギュア)と化し連れ去られてしまう。
人気のない神殿。そこには無数のフィギュアが並べられており、主人公もその中の一体となっていた。しかし、やがて聞こえてきた何者かの呼びかけに応え、人としての姿を取り戻す。
その声に導かれるままクリスタルを手にした主人公は、自らの世界に戻るため、世界の扉を開くカギと言われるアーク探しの旅へと赴くことになる
引用 wiki
全体的にファンタジー色が強い作品ではあるのですが、ある一点で、ほかのファンタジー系RPGとは違う、異色作となっています。
プレイヤーキャラが全くしゃべらないRPG
タイトルの通り、このゲームではプレイヤーキャラクターが一言も言葉を発しません。
ゲーム自体は猫の世界や、子供だけの世界など童話を連想させるようなほっこりした、ファンタジーな世界を舞台にしていています。キャラクター事態もどことなく牧歌的で他のRPGにはない緩い感じ。
しかしながら、主人公を含むプレイヤーキャラクターは先ほども書いたように全く話すことがありません。彼らの背景も、主人公がラストのラストで何者か明らかになるくらいで、いったい何者で、どこからきてなぜこうなっているのか、そんなことは一切わかりません。
なんというか一見牧歌的な感じのように見えて、非常に殺伐としていて、どこか常に孤独、そして、小さいころ夜の街に感じたようなそこはかとない恐怖、不安、のようなものをプレイ中ずっと感じることのできる独特の世界観を持っています。
味方キャラが全部封印されていたフィギアだというのもこの世界観を醸し出すのに一役買っているのかもしれません。
難易度は結構高め
プレイヤーキャラクターは
鬼人のカメオー
忍者のトキオ
武術家リーシャイン
ロボット カメオー
魔法使い ミレーネ
僧侶 メイシャ
そして主人公
となっていて、ここから任意で3人を選んでパーティーを作り物語を進めていくようになっています。
前作エルナークと同様、他のファイナルファンタジー6のように、全員を均等に育てていなければ苦労するということはなく。
好みで選ぶことが可能。
それぞれ見た目も個性的で、能力も含めてキャラがたっています。
ストーリーとしては、まったくこれらのキャラクターに感情移入できるような構成になっていないのですが、こういったストーリーと彼らがフィギアである、ということも相まって、何というかパーティー作りの魅力と、それらによるゲームの楽しさというものが相乗的に高まっているように個人的には思います。
個人的には主人公、トキオ、ミレーネのパーティーがおすすめです。
ちょっぴり残念 世界観はやはり賛否両論
このゲームまごうことなき名作だと個人的には思うのですが、やはり世界観は好みが分かれるかと思います。何かプレイ中ずっと孤独で、寂しい感じがプレイヤーを襲うような形になっています。ゆえに主人公の正体がわかる最後のエンディングが感動的であったりするのですが、プレイ時間も長めなので、普通のRPGがお気に入りの方がこの世界観に最後までついていけるかというと、少し疑問符が付くようにも思います。
この辺は同様の世界観や似たゲームシステムを持っていたこれ以前の作品「エルナーク」にも共通するところかと思います。
まとめ
今回は、エニックスのRPG「ミスティックアーク」を紹介してきました。
独特の世界が今でも色あせない、名作です。
ゲームの内容的に、個人的にはリメイクしてほしい一作。
こちらのレトロフリークだと、ソフトの内蔵電池を気にすることなく遊べるのでおすすめです。
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