今回の記事では、意外とわからずに困っている方の多い、スーパーファミコンのテレビへの接続方法を解説していきます。
一部、常識的なものも説明しておりますので、全文読むのが面倒、という方は飛ばし飛ばししてお読みください。
まだ本体を買っていない、ソフトを買っていない、という方はこちらを参考になるかと思います。
ぜひ、ぜひ
スーパーファミコン本体の値段は? 遊ぶのにどのくらいの費用がかかる?
あと、別にプレイできれば問題ないんで手っ取り早く手に入ればいいという方は、以下の記事でおすすめの互換機のレビューや解説をしています。
スーパーファミコン以外のレトロゲームもプレイしたい人にお勧め、「レトロフリーク」
気になったら読んでみてください。
話がそれました。ではスーパーファミコンをテレビに接続するために必要なものから、見ていきましょう。
必要なもの
スーパーファミコンの後ろ側を見てみると、ACアダプター用の端子のほかに二つの端子があるかと思います。
一番右端がACアダプター用の端子
その次の丸い穴がRFOUT その横の出っ張り部分があるのが MultiOUT
このMultiOUTが映像出力用の端子になります。
RFOUTのほうは文字通り、RF接続用の端子になります。
RF接続がどんなものかというと、こんな感じ
映像機器をテレビ受像機に接続する方法のひとつで、テレビ放送と同じ形式の映像信号をテレビ放送と同じ形式で変調したRF信号をテレビ受像機のアンテナ入力からチューナーを通して放送チャンネルのひとつのように表示させるものである。
引用 wikpedia
ゲーム機では主にファミコンの映像出力に使用されていました。
簡単に言ってしまうと、今現在では面倒くさいだけで、画質も落ちる接続方法、ということになるかと思います。
ファミコンを普通にプレイするためには現在も、必要な端子です。ただ、現在はほとんどのテレビがRF端子に対応していいないので、ビデオデッキを購入してつなぐ、ファミコンをAV出力に改造するなど皆さん涙ぐましい努力を(一部はそれでお金儲けを)しています。
ただ、スーパーファミコンをテレビに接続する際には、不必要な接続方法です。
スーパーファミコンにこのRF端子が用意されているのは、ファミコン時代の名残だったのかもしれません。ちなみに後続で発売されたスーパーファミコンの弟分である、スーパーファミコンJr.にはこの端子はありません。
スーパーファミコンの映像出力にはAVケーブルが必要
スーパーファミコンに搭載されているもう一つの映像出力用の端子がmulti out、こちらはAV接続用の端子になっています。
ブルーレイレコーダーとか、DVDレコーダーとかをテレビに接続するのと同じ方法です。皆さんおなじみの赤、白、黄色のあの端子です。
スーパーファミコンのよく考えられているところは、一般的なAV出力用のケーブルではなく、スーパーファミコン専用のものを使わなくてはいけないという点。任天堂さんは商売上手です。ファミコンのRF端子に始まり、WiiUくらいまでは、どの機種にもこういう専用の必需品があります。
AV端子は、こちら
先ほどの穴にフィットするぽっこりした接続端子が目印です。
現在は安い互換品も数多く出ていて、中古であれば4~500円で買うことができるでしょう。
互換性でも特に映像の質(場合によっては最近の互換品のものの方がいい場合も)は変わりませんし、発熱したり、発電したりするような危険なものでもありませんのでプレイだけが目的であれば特に無理をして純正の製品を使う必要はないかと思います。
ちなみにハードオフなんかでも普通に売っています。ジャンクコーナーの商品であっても、大きな傷がなければ特段仕様に問題はないかと思います。
ぐるぐる大帝国、とか万代書店みたいなジャンクコーナーがないようなリサイクルショップは足元を見ているような値段を付けている場合がありますので、こんなところでは買わないところをお勧めします。(あくまで個人の感想)
ちなみに似たような端子で黄色と白しかないもの,赤と白と少し形の違うクロ色の端子、赤白黄色に同様の黒色の端子がついたものもあります。
ですが、こちらでもゲームのプレイには特段問題ありません。
ただ、一時期はハードオフジャンクコーナーやブックオフの100円商品の定番だったのですが、今現在は値段が上がっている店が多く、300円から500円くらいになっています。
わざわざ、時間をかけて探すくらいだったら、アマゾンとかでぱっと買ってしまったほうがいいかもしれません。
最近のテレビならHDMIコンバーターが必要な場合も
さて、スーパーファミコン側のAV出力に必要なケーブルに関する説明は終わりましたが、昨今はもう一つの問題があります。
それが、テレビへの接続の問題です。
AV接続というのは、アナログな接続の仕方なのです。地デジ対応以前はアナログ入力を持ったテレビが一般的に普及していたのですが、現在はその数もへり、昨今のデジタル対応の液晶テレビではそもそもアナログ入力端子が備わっていないものも多いのです。付属のものはHDMI端子のみという場合も多々あります。
そんなときに必要なのが出力を変換するコンバーターです。
こちらのアナログ端子からHDMI端子への変換用の商品が価格も安く、アマゾンでの評価も良好です。
コンバーターだけでは変換はできません。HDMIケーブルを持っていないという方は別途HDMIケーブルが必要ですので、ご注意ください。
さて、ここまでで、テレビへの接続に必要なものはそろいました。
次にテレビへの接続に移りましょう。
テレビへの接続
それではテレビへの接続に移ります。
アナログ入力端子があるテレビ
テレビに赤白黄色のアナログ入力端子があるという方は、赤白黄色の端子を、テレビのアナログ入力端子にブッサシましょう。
先ほどのAV端子用のケーブルの際に説明した、少し形の違う黒色の端子
これは「S端子」と呼ばれる端子です。これは別につながなくても問題はないのですが、テレビにS端子用の穴がある場合にはそちらにS端子もぶっさしておきましょう。
アナログ入力端子の近くに入力用の端子があることがほとんどですので、見つけるのには苦労しないかと思います。
こちらのほうがいくらか画像がきれいになります。
これらの接続の仕方の中でひとつ気を付けていただきたいのが、ケーブルをテレビから抜くときです。ものによっては、遠距離恋愛中のカップルが再開した時の抱擁を頭の中に思い描いてしまうくらいに、テレビに端子が食い込んでいることがあります。
この時に、おりゃー、と力任せに抜いてしまうと、場合によってはケーブルやテレビの入力端子が壊れてしまうことがあるのです。
ですので、遠距離恋愛中のカップルの別れ際を頭に思い浮かべながら、ゆっくりじっくり抜きましょう。くるくる回しながらやるとすんなりいくことも多いです。(あくまで自己責任でお願いいたします。)
HDMI端子しかないテレビ
次にHDMI端子しかない、テレビへの接続ですが、
まず、先ほど紹介した、コンバーターで言えば、電源供給のミニUSB端子に電源をブッサシ、起動させましょう。(コンバーターの電源を入れ忘れていることに気づかない方が少ない数おられるとのこと、忘れないように気を付けましょう。)
次に、スーパーファミコンからでたAV端子をコンバーターのインプット部分にある赤白黄色の穴にブッサシましょう。
次に、出力側にあるHDMI端子にHDMIケーブルを、最後にテレビ側のHDMI端子にケーブルをブッサシましょう。
何分アナログ端子なので、映像がうまく出ないこともありますが、そんな時は、赤白黄色の端子を再度抜き差し、あるいはくるくる回してみたりするといいでしょう(自己責任でお願いいたします。)
ちなみに、アナログ入力端子と、HDMI端子での入力の仕方を別々に書いてきましたが、テレビによっては両方の入力端子を持っている場合もあります。
お金を抑えたいのであれば、アナログ入力がいいのですが、最新機みたいな画質じゃないとやだーという、張り倒したくなるようなわがままなあなたは、HDMI入力をしましょう。こちらのほうが当然画質ははるかに上です。
以上のことがうまくいけば、晴れてテレビでスーパーファミコンをプレイすることができます。
ようこそスーファミの世界へ
まとめ
今回はスーパーファミコンとテレビを接続する方法について記事を書いてきました。
参考になれば幸いです。
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