Never Forgotten デモ版レビュー白黒の悪夢の世界を行く サイレントヒル×Undertaleなサバイバルサイコホラー

ゲームレビュー

デモ版が来ていたインディーサイコホラー『Never Forgotten』が結構面白かったので、感想をまとめておきます。

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概要

スタジオの詳細は不明。今作が製作者Cody Hodgeさんのtwitterを見ると完全に初めての作品のようですね。現時点では日本語対応はありません。気になったら、DeepLを使って遊びましょう。

シナリオ&システム

舞台となるのは、あたり一面が肉(flesh)で覆われた世界。あなたはそこで目を覚ました一人の魂となり何らかの「目的」のために、世界をさまようことになります。主人公が時折独り言つ「決して忘れられない彼女との思い出」を頼りに、進む先では奇怪なパズルやクリーチャーたちが待ち受けています。

ゲームシステム

基本的には2D探索ホラーアドベンチャーといった仕組みです。1bit白黒で描かれるマップをうろつきながら、謎を解き、先に進んでいきましょう。

頼りとなるのが、記憶(フレーバーテキスト)です。ほんのり示させる主人公が幸せに暮らしていた時の思い出を見ながら、勧めていくことになります。

道中にはパズルの他に敵対的な存在が待ち受けます。戦闘はUndertaleのような方式。敵の攻撃が始まると、主人公を中心に四角形、長方形のような形で枠が出現します。

・弾幕
・長い舌を伸ばしてくる

といった具合にやってくる敵の攻撃を避けることで、有利に進めることができるというわけですね。

こうした主要なシステムもさることながら、本作で重要になるのがリソース管理です。何かしらのパズルを解いたり敵を倒すたびに主人公は「弱く」なっていきます。加えて、回復アイテムの入手数には限りがあります。

一部の敵やイベントはどうやら避けられるような仕組み。いかに戦闘や「弱くなるイベント」を避け、戦闘になってもいかにダメージを避けるか。回復アイテムの使いどころをどこにするか。

考えることが求められるというワケ。基本的には2Dアドベンチャーで「青鬼」のような逃避イベントはないのですが、このリソース管理要素があることによって独特の恐怖が生まれています。

魅力

本作の魅力は何といっても、白黒1bitのシンプルな画面に映る、血が滴っている絵が浮かびそうなほどリアルに描かれたオブジェクトやクリーチャーたちです。これを見るためだけに遊んでもいいというくらい良いデザイン。たまらんですね。

それからシステム自体もシンプルに出来ているので、ストレスなく遊べる点も魅力でしょうか。最終的にどのようなシナリオになるのか、ゲーム体験になるのかわかりませんが、期待の一作です。

その他のレビュー記事

以下筆者のプレイ動画です。

 

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