WolongFallenDynastyデモ版レビュー偽史三国志×死にゲーさすがのクオリティ

ゲームレビュー

2月24日Steamにてデモ版が配信されていた、三国志ミーツ死にゲー「Wolong Fallen Dynasty」の感想をまとめておこうと思います。

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仁王製作チームが作った三国志死にゲー

Wolong Fallen Dynastyはコーエーテクモゲームスが3月3日に発売を予定しているアクションRPGです。製作を手掛けるのは仁王などで知られる、TeamNinja。

あくまで個人的な意見ですがコーエーと言えば、「信長の野望」や「三国志」シリーズの歴史シミュレーションもの、三国志シリーズのアクションスピンオフ的なド派手アクション「三国無双シリーズ(戦国無双)」そして、歴史ものと三国無双で培ったド派手アクションをソウルライクな死にゲーと融合させた「仁王シリーズ」などで知られているメーカー

近年特に新たなジャンルを築いた仁王シリーズの遺産をくみ、とうとう三国志を舞台に作り上げられたのが、Wolong Fallen Dynastyなわけです。

舞台は黄巾の乱がおこっていた三国志世界?

デモ版で明らかになっている舞台は後漢から魏・呉・蜀の三つ巴の三国時代の中国、いわゆる三国志世界。冒頭ではその中でも後漢末期、中国華北一帯で広まっていた太平道(道教の一派)の指導者「張角」が主導としたとされる、大規模な農民の反乱「黄巾の乱」の動乱が描かれています。

物語は黄巾をかぶった農民兵たちが、村を焼き払っているところからスタート。主人公は「目を隠した」謎の青年を助けるため、剣をふるうものの、兵の凶刃に倒れます。このまま終わるかと思いきや、謎の青年の力によって一命をとりとめた主人公はこの動乱を終わらせるために、戦場を駆け巡る。

しかし、そこには謎の妖術を使う黒衣の老僧が暗躍。一筋縄ではいかない脅威の中主人公は、青年や武将「趙雲」ら友たちから、授かった神獣や、火、風、大地をつかさどる妖術を使い、戦いに挑むのだった。

的な流れでした。黄巾の乱といえば、雑に言えば三国志に連なる中国全土の動乱のスタートともいえる騒乱です。デモ版でも登場する、のちの蜀の猛将「趙雲」をはじめ、その後の歴史を彩る武将、指導者が世にどっと躍り出る三国志の「トロ」みたいな時期ではあるのですが、Wolong Fallen Dynastyではここだけを描くのか、ここを契機に、三国志全体に触れるのかはデモからはわかりません。

一つ言えるとすれば、史実どうこうというよりはエンタメコンテンツらしいダイナミズムの効いた良い意味でご都合主義的な三国志世界が展開していきそうだと感じました。

アクションはタイミング覚え×はじき、といった感じ

レベルアップ、敵の配置など基本的なシステムはソウルシリーズを引き継いでいます。オリジナルとしては、攻撃やジャストガード要素などがあげられるでしょう。(とは言いつつも、そのほかの方のプレイ動画を見ると、やっぱり仁王っぽいですね)

私自身は仁王シリーズを完全クリアするまでプレイしていないので、比較はできませんが、全体的なアクションの難易度は高めでした。

手触りとしては、ソウルライクのようなスタミナな魔力消費など地味なステータス管理が要求されるというよりは、アクションのストレスはあまりない代わりに敵の攻撃は苛烈ですぐ死ぬ。

ジャストガードを駆使して敵の体制を崩して、致命の一撃を当てる、といった操作が要求される仕組みでした。音ゲーのような爽快感もあり楽しいですね。

また、仁王と同様、マップクリア型で進んでいく感じです。各地にある軍旗を立てる場所(篝火的な要素)でキャラが強化できる。武器防具は一部ランダムドロップでレア度が設定されているといったハクスラっぽい要素など、基本的なシステム周りは仁王からは大きな変更はなさそうですね。

完成度は高い、特に気になるところもなし

ストーリーに関しては本当にさわりだけのようなので、評価は難しいですが、ゲームとしての完成度はさすが。特に気になる点もなく、期待できそうな一作です。死体もそのあたりに転がっているダークな世界観も個人的にはよかったです。発売に期待が持てそうな一作でした。

筆者プレイ動画

結構難しいので何度も死んでます。

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