初代熱血硬派くにおくん イメージがガラッと変わった、不良ゲームの金字塔

ゲームレビュー
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ソフト基本情報

発売年1992年
発売元テクノスジャパン
定価9612円

アマゾンレビュー ★★★★☆(4.1)

高評価

[st-kaiwa1]表題にもありますがこのゲームの最大の魅力は私が思うに、相対的なその『自由度の高さ』にあります。 その自由度の高さを物語る具体的な事象として挙げられるのは…、 ◎普通のアクションRPGの場合、「戦う」のは相手が「戦闘の意思」を持っている時に限られますが、このゲームの場合はその意思を持っていない一般通行人も自由に殴り倒すことが出来ます。そうやってプレイヤーはガンガンぶん殴って蹴り倒して経験値を貯めてレベルアップ出来るのです。 ◎駅などに入ってもこのゲームの場合は移動手段は一様ではありません。 普通のアクションRPGの場合何処かの駅まで移動する目的で最寄駅に入るなら、あくまで「電車にしか乗れません」が、このゲームではその他にも駅と駅の間を徒歩で移動出来ます。 電車がちゃんとあるにもかかわらずです。 ◎通常のアクションRPGではその後のストーリー展開に大きく関わるいわゆる「イベント」の後は自由度が著しく低下しますが、このゲームでは主人公はやっぱり基本的に「自由」です。 敵に拉致された仲間を下水道の奥深くに救出しに向かう主人公が敵を倒してさあ後は扉の向こうの仲間を救うだけ、っという状況になっても主人公はそこでくるりと「方向転換」し救出すべき仲間を「放置」して自分のアジトまで戻って来る事が出来ます。 上記の様にもはや異常なレベルの主人公の「自由設定」が本作のストーリーなどを別にしてもとても魅力的です。 もちろんストーリーもプレイする者を最後まで飽きさせない秀逸な内容になっていると思います。[/st-kaiwa1]

低評価

[st-kaiwa2]まず操作性。たいていのゲームの場合、キャンセルボタンを押したら一つ前のウィンドウに戻るのが普通なのに、このゲームの場合は一番最初のウィンドウまで戻ってしまう。そこが煩わしい。 次にバグ。これは致命的ですが、ゲーム途中で何度か画面が止まってしまう。例えば、イベントでドアの中に入らなければいけないのに入れない時がある。しかもそれだけじゃない! あるサイトで調べてみると俺のしらないバグもたくさんあるらしく、電源を切って最初から始めなければ絶対に進めなくなるバグもあるらしい。これは最悪だ。 このゲームを作ったテクノスジャパンというメーカーは存在しないですが、なくなった理由として”致命的なバグがあるゲームを作ってしまったから”という理由があげられてるとかいないとか(噂)。[/st-kaiwa2]

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どんなゲーム

1992年発売されました。

ファミコンで人気を博したベルトスクロールアクションゲーム「熱血硬派くにおくん」シリーズ

スーパーファミコン第一作目です。

ファミコン版やその他の関連作品では、くにおを中心とするコミカルな2頭身のキャラクターが活躍する、ゲームなのですが、

本作では、5頭身のキャラクターが大暴れ、全体的に硬派な仕上がりになっている作品です。

喧嘩番長などその後の、不良系オープンワールドアクションゲームの(実際に参考にしたかはわかりませんが)元祖ともいえる作品です。

ストーリー

-追加更新-

ゲームシステム

くにおシリーズお得意のベルトスクロールアクションゲームは踏襲しつつも、レベルアップシステムを取りいれた、アクションRPGになっています。

レベルを上げて、技を覚えて敵を倒していくスタイルになります。

何よりも本作の特徴ともいえるのが自由度の高さで、街で一般人にいきなり殴りかかったり、落ちている棒で殴りつけたり、なんでもありのゲームです。

また道中では、仲間を連れて歩くこともでき、そうした部分でも、後続の不良アクションRPGゲームに通じるものを感じさせます。

評価

悪い点

ゲーム自体は非常に面白いのですが、売る時期を間違えてしまったという点があります。

自由度は高く面白いのですが、いかんせんスーパーファミコンという容量では表現するのが難しく、ストーリーとの乖離が大きいです。

ちょっとギャグっぽくなってしまうところがあります。

面白ポイント

繰り返し書いているのであれですが、とにかく自由、自由なところです。

なんでもありです。

このなんでもありなゲーム性はのちの喧嘩番長だったり、海外作品である、グランドセフトシリーズなどでも見られます。

特に喧嘩番長に関しては明らかに、ゲームのシステムが似ていますし、テーマも不良と実際公言はされていませんが、どう考えても似ています。

そんなゲームの歴史っぽいところを考えることができるのも本作の一つの面白さでしょう。

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