YouTuberがスイッチ有機ELモデルを1800時間起動させ画面が焼け付かないか検証、その結果は

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新型Switchの画面焼き付き問題を気にするゲーマーには朗報かもしれない。

2021年10月8日(金)に発売を開始した新型NintendoSwitch。その目玉と言えるのが本体画面の変化だろう。旧型は液晶画面を採用していたが、新型は有機ELになった。

バックライトによって画面全体を発光させ、カラーフィルターを通して色を付ける液晶画面に対し、有機ELは画面を構成する有機EL素子に微量の電気を流し発光させ、色を表現するという仕組みだ。

有機ELではバックライトが必要ないため、より画面を搭載するガジェットをより軽量にできる。加えて、素子そのものを調整することで色合いを変化させることができるため、色の変化、明暗がつけやすく、より画面が鮮やかになる。さらに、応答速度が速いため、残像が残りにくいといったメリットを持っている。

一見すると有機ELはメリットばかりに見えるが、無視できないデメリットもある。素子そのものを発光させるという仕組みのため、長時間使い続けると素子が劣化してしまうのだ。その結果、直前にうつした画面が残像のように残ってしまう”焼き付き”と呼ばれる不具合が発生する。劣化が原因なので、一度起こると治すことはできない。これは液晶画面では生じない不具合だ。任天堂も公式ホームページで焼き付きについて解説、対策を紹介している。

スイッチはゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、各種インディーゲーム、ポケモンシリーズ、モンスターハンターライズなど、数百時間プレイするプレイヤーが当たり前に存在しているモンスタータイトルを多数要するハード。うちの新型Switch、もしかしてそのうち焼け付いちゃう?

という不安を感じるプレイヤーも多いかもしれない。そんな疑問に真正面から答える動画を海外のYouTuberが作り上げた。

動画を作ったのは登録者数66万人を誇るYouTuberのWULFF DEN氏。普段はゲーム関連のガジェットを解説する動画を投稿している彼は、12月17日自身のチャンネルに「I left my OLED Nintendo Switch on for 1800 hours straight(【NINTENDO SWITCH】OLEDスイッチを1800時間付けっぱなしにした! )」と題し、新型Switchを1800時間つけっぱなしにすると有機ELの画面はどうなるのか検証した動画を公開した。

WULFF氏が検証のため選んだタイトルは「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」だ。彼はまずリンクをサオ・コヒの祠まで連れてくると、天井が見える位置で画面を固定。その姿を写真に収めた。そしてアルバムを開き、ホリグリップコントローラーの連射機能を使って、写真を新型Switchの有機ELの画面に写し続けた。

つけっぱなしにすること1800時間。結論から言うとほとんど焼け付きは見られなかったという。その後つけっぱなし時間が2000時間に伸びても、若干祠の天井の色味が変わった程度の変化しかなかったそうだ。

WULFF氏は動画の最後で「(新型Switchの焼け付きは)多くの人にとっては現実的な問題ではないと思う。まあ10年後ぐらいにホーム画面が焼け付いているSwitchが出てくるかもね」と結論付けている。

もちろん、個体差もあるだろう。任天堂が公式に注意喚起を出している以上、全く問題ないとはいえない。ただ、WULFF氏の検証によって、ゲーマーにとっては良い情報が一つ得られたのは間違いないだろう。

参照Nintendo Life

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