ソフト基本情報
発売年 | 1996年 |
発売元 | スクウェア |
定価 | 12312円 |
アマゾンレビュー ★★★★ (3.7)
高評価
[st-kaiwa1]この頃のスクウェアは地味に神ゲーな単発を出してました。 このバハムートラグーンもその一つ ドラゴンの育成に絞ったシミュレーションRPGです。 かの有名なバハムートはもちろん 他多くのドラゴンが登場します。 ゲーム黄金期の影に埋もれ続編も出さずじまいな作品でしたが 結構ふくらませる余地は残っているのでリメイクか新作をお願いしたいところ[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]ゲームとしては難しくないのでゲーマー向きではないと思います。 特筆すべきはキャラクターとストーリー。 個性しかないキャラクター達と共にストーリーを進めていくにつれ変化していく人間関係。良くなる関係もあれば崩れる関係もあるというドラマ性。 人間臭くささ溢れるキャラを使いオルレスの空を駆け抜けて下さい。 あと音楽はスクウェアの中でもかなり秀逸です。 ヒロインの名前は身近な人にしない事。 これはこのゲームのルールです。[/st-kaiwa1]
低評価
[st-kaiwa2]私の住む市では伝説的なゲームである。なにしろ発売一週間で八割引きまで大暴落したソフトだったからだ。 現在までもスクウェア三大悪女の筆頭を務めるヒロイン(脱落)が売り。 SRPGとしては餌によるドラゴンの進化など、そこそこ面白いシステムを積んでいたりするのだが、スクウェアの多面路線撤退とFF一本化の余波で類似作が登場する事は無かった。 一応説明しておくと、当時からスクウェアは映画・演劇的シナリオを模索しており、本作は『何もかも失うヒロインの悲劇』とかそう言う方向性を目指して造られたと考えられる。 が、ゲームと言うプレイヤーの自由空間において悲劇を押し付けると言うスタンスが受け入れられるほど当時の土壌は肥えておらず、様々な形で悪評が先行した。まあ、早過ぎた作品であり、そう言う意味では当時のスクウェアらしい一本と言える。 もしプレイする事があるなら間違っても好きな相手とかお気に入りのアイドルとか二次元キャラの名前を付ける事は避けた方が良い。[/st-kaiwa2]
どんなゲーム
1996年スーパーファミコン末期に発売されたソフトです。
スーパーファミコンの限界に挑んだ、グラフィック、
ドラゴン、や魔法の世界、そして戦争が舞台と、ファイナルファンタジーで培ったファンタジーという世界観と、それまでの人気ファンタジーシミュレーションのいいとこどりをしたような秀逸な世界観
また、詳しくは後で説明しますが、大人向けとも言える、独特のシナリオ、キャラクターたちがいる名作です。
ですが、ライブアライブもそうですが、スクウェアスーパーファミコン後期の作品ソフトの価値以上には人気が出なかったソフトでもあります。
ストーリー
空に浮かぶ島オレルスが舞台
オレルスを守る、竜を使役して、戦う舞台の隊長である青年「ビュウ」が主人公です。
物語の冒頭は、オレルスを侵略しようとたくらむ、「グランべロス帝国」との闘い
そしてヒロインヨヨと主人公ビュウの人間模様が描かれます。
物語後半では、物語の舞台にまつわる、「神龍伝説」その謎とそれによってもたらされる危機にビュウとその仲間たちが立ち向かっていく
そんな流れになっています。
全体的に人間模様が濃く描かれていて、キャラクターも特徴的です。
特に恋愛、性的な要素に関する、小ネタ、イベントが非常に多いです。
ヒロインであるヨヨがビュウのライバルともいえるグランべロス帝国の将軍「パルパレオス」に奪われたり(しかも終盤には仲間になります)
主人公の弟分でもあり、ムードメーカーでもあるビッケバッケがすでに大人だったりと、全体的に濃密な世界が描かれています。
ゲームとしては非常に優しく、ファイアーエムブレムやタクティクスオウガなど難易度の高いゲームが多いこの分野の中ではかなり優しくお子様向けともいえる作品なのですが、ストーリーはR指定になってもおかしくないくらい濃密、過激なものです。
ですが、その分引き込まれるような面白さがあると個人的には思っています。
ゲームシステム
ゲームシステム自体は一般的な戦略シミュレーションRPGと大差ありませんが、なにより面白いのが、主人公ビュウたちが使役する「ドラゴン」たちの飼育です。
いろいろなアイテムを利用し、成長の仕方をちょうせいしたりする面白さがあります。
ただ、ここでもドラゴンを最強にするために必要なアイテムがR-指定極まりないものというこのゲームお決まりの展開があったりします。
評価
悪い点
悪い点としては、ストーリーについていけないというものがあります。
個人的には非常jに面白いのですが、やはり濃密、癖が強いので、付いていけない人も多いようです。
もう一つは難易度が低いということです。
ドラゴンの育成など、やりこみ要素に目を向ければ面白さはあるのですが、ゲームとしては非常に簡単で、作業のようにプレイできてしまう側面もあり、純粋なゲームとしての面白さという点では疑問が残る部分もあります。
このころからRPGでは特にストーリーを重視し、ゲーム性があまり鑑みられないゲームができてきたのではないかと個人的には思っております。
面白ポイント
やはりストーリーが秀逸です。
一般的なRPGとは全く違います。
勧善懲悪ではないというありていな感じではなく、大人になるとはどういうことなのか、恋、愛、そして英雄のその後、いろいろ考えさせられるゲームです。
スーパーファミコンということで容量に限界があるのですが、それだから子、ドット絵だからこそ表現で来ている世界観だと個人的には思っています。
プレイはちょっとという方はyoutubeとかでプレイ動画を見てみるのもおすすめです。
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