今でこそ、市場で一般販売されているようなゲームではバグ、
特にゲームバランスを崩してしまうような類のものや、
ゲームそのものがプレイできなくなってしまうようなものはほとんどなくなりました。
ですがスーパーファミコンの時代、ゲームボーイくらいまでかとは思いますが、
そのあたりのゲームではしょっちゅう見られたもので、ドラゴンクエストや、
ファイナルファンタジーシリーズといった、完成度の高い名作でもバグは普通に見られたのです。
お馴染み、冒険の書は消えましたなどの、プレイヤーをどん底に陥れるようなバグがある一方で、
今回紹介するドラゴンクエスト5のバグ技「ひとしこのみ」のように
ゲームバランスを大きく崩してしまうようなとんでもないバグが見られたりもしました。
こうしたある種裏技的なバグをゲームプレイヤーがこうしたものを躍起になって捜すなど、ロマンのある分野でもあったのです。
私が小さい頃もそうですが、スーパーファミコンが発売された当時は
特に、ネットがあるわけでもなかったので、情報を得る手段は、
主にアナログ、学校でいろいろな裏技バグ技の話題で持ち切りでした。
私の小さい頃も、さすがにもうインターネットが使えたり、
ソフトの内部をいじって無理やり裏技を作ってしまう恐ろしいツール「プロアクションリプレイ」が登場し始めたこともあり
そのひと昔前に比べて、裏技に対するロマンはなくなりましたが、それでもロマンはありました。
今回は先ほどから触れてきたようにそんな裏技の中でも広く知れ渡り、かつ異常な効果を持つ
スーパーファミコン版ドラクエ5の裏技「ひとしこのみ」について、紹介したいと思います。
注ゲームバランスを大幅に変えてしまう裏技でリメイク版では当然できないようになっています。
ひとしこのみ どんな裏技
ひとしこのみ まず簡単にどんな裏技かというと
どうやら熱心なファンがドラクエ5のロムを解析しているときに見つけた技で
「ひとしこのみ」という頭文字を持つ後述する特定のアイテムを主人公にこの順番で持たせておくと(装備はさせてはいけません)
主人公が馬車の中にいようがいまいが、パーティすべての攻撃が会心の一撃になり、
かつ、戦闘が終了すると仲間になるモンスターは必ず仲間になる、というとんでもない効果を持つものでした。
ゲームバランスを無視した強さで、これがあれば
ヘルバトラー四人でパーティを組んだり、
はぐりんでパーティを組んだり、
あんまり実用性はありませんが、キラーマシーンでパーティーを組んだり
という恐ろしいことができてしまう裏技なのです。
レベル上げをするより、も大事、かつ難度が高い今作の「モンスターを仲間にする」というシステムを非常に簡単にしてしまう驚異のバグ技だったわけです。
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ひとしこのみ やり方は簡単です
ひ ひのきのぼう
と とがったホネ
し しあわせのぼうし
こ こんぼう
の のこぎりがたな
み みかわしのふく
という6つアイテムをあつめ、この順で、主人公に渡せばよいというもので、
しあわせのぼうし以外は、序盤サンタローズの村で、ひのきのぼうやとがったホネを忘れずに購入しておけば、サンチョさんとの感動の再開を迎える、
グランバニアに到着し次第(ここでしあわせのぼうしが手に入る)
使えるようになります。
グランバニアが、今作、最大のはぐれメタルポイントかつ、ゲームクリア前終盤の最大のレべル上げポイントであることを考えると、
なんというかとってつけたような恐ろしい裏技です。
私自身はゲームがつまらなくなってしまう危険性があるため試みたことはないのですが、
数多くの再現動画があり、お墨付きの裏技です。
気になる方はやってみてはいかがでしょうか、
個人的にはエスタークを倒した後がおすすめです。
やりこみ要素の一環としてやってみるのも良かったりして…