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天地創造リメイクも期待されるスーパーファミコンの隠れすぎた名作

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スーパーファミコン後期の1995年ドラゴンクエスト6やクロノトリガーなど

大作の陰でひっそりとある名作アクションRPGが発売されました。

 

それが株式会社クインテットが制作、エニックスより発売された「天地創造」。

Google画像検索より

当時の販売本数は20万本

現在から考えると決して少なくはない数字です。ですが同時期に発売されたビッグタイトルドラゴンクエスト6が320万本

クロノトリガーが203万本であること考えると、その販売本数の少なさがわかっていただけるかと思います。

 

ただ、このブログをご覧になっている方ならご存知の通り、このゲーム、かなりの名作です。

本当に面白い。世界観、ゲームのプライ内容、たまらんものがあります。

しいて言うのであれば、売る時代を間違えたのではないでしょうか。

 

ちなみに、この天地創造、クインテットが発表していた、それ以前のアクションRPG

ソウルブレイダー」「ガイア幻想記」と並んでソウル三部作なんて呼ばれています。

ソウルブレイダー
Google画像検索

ガイア幻想記 Google画像検索

ストーリー上のつながりはありませんが、

それぞれ共通するのはアクションRPGであること。

そして「破壊と創造」を題材とした壮大かつ無常観のあふれる、勧善懲悪では語れないストーリーです。(アクトレイザーも似た世界観で、天地創造以前の二作品にはSEにアクトレイザーのものが使われていたりします。システム上RPG的な要素も取り入れており、4部作とするのもありかも、ちなみにこの次にでたクインテットのアクションRPG”スラップスティックは全く違う世界観のゲームです)

あとしいて挙げるなら、主人公が孤独であること

事実上そうしたプロットをもって発売されたソフトの最終作にあたり、破壊と創造そのままの名前が付けられたのが天地創造。

補足ではありますが、現在でも知られる人気漫画家「藤原カムイ」氏がキャラクターデザインを手掛けています。

 

ストーリー

このゲームストーリーは

wikiさんにうまくまとめてあるので引用するとこんな感じ

地裏という世界にあるたった一つの村「クリスタルホルム」。ここに暮らす村一番のやんちゃ者のアークは、村の仲間に焚き付けられて長老が入ることを禁じている開かずの扉を壊して中に入り、封印されていた「パンドラの箱」を開けてしまう。その箱を開けてしまったせいで、村の時間が止まり、村人たちは凍りつく。村人を助けるために、アークは地裏にある5つの試練の塔に向かった。そしてそれぞれの塔に封印されていた力を解き放ち、村人の復活と同時に「地表」の大地を創造していくことになる。

村人を助けるための旅は、いつしかこの星を復興するための旅に変わっていく。大陸から生命、そして人類の文明を取り戻す大いなる旅の先に待ち受けるアークの運命とは一体何なのだろうか……。

wikipedia 「天地創造」より

ざっくり簡単に言いますと大まかなストーリーの筋としては出生に少しの謎を抱える

平凡な若者が、ひょんなきっかけ大きな脅威に立ち向かっていくというRPGに王道なものです。

  • 主人公であるアークの出生が不明
  • 幸の薄そうなヒロイン
  • 血のつながりのないお母さんみたいな人

親代わりの村の長老など、

最初の登場人物は王道中の王道です。

 

ただ、この天地創造が大きく異なるのはその変わっていく舞台です。

天地創造は全4章構成なのですが、王道ファンタジーRPGの展開が繰り広げられるのはわずかに序盤の第一章のみ。

 

第2章からは主人公アークが世界を復活させる文字通り天地を創造していくための大いなる旅に出ます。

そこから物語は急転直下で動き出すわけです。

アークは地球の裏「地裏」にある故郷のクリスタルホルムを離れ、

崩壊してしまった地球を原始、古代、近代、未来と様々な時代を行きながら、再生、創造していくのです。

 

またこのアークのキャラがいいんですね。

年上でもため口

思ったことはすぐに口に出す

典型的な少年漫画の主人公みたいなキャラなんです。

〇フィ、とか悟〇みたいな感じです。

でも、物語の終盤で明らかになる彼の正体や本当の役割をしると、この天地創造の世界観の中では妙に達観した、超然とした姿に移ります。

話がそれましたが、第一章が終わってから物語の本筋が始まります。

 

ここからのストーリーが秀逸です。

天地創造になぞらえて、人の生と死、科学文明の是非、正義とは何か、そうしたものを踏まえて、人間や生き物が生きるということは何か、ゲームでありながらそういった根源的な問題を考えさせられるストーリーになっています。

簡単に言うと勧善懲悪ではない、という言葉がぴったりではあるのかもしれませんが、もう少し哲学的です。

ゲームの黒幕はゲームの世界で言う「破壊」をつかさどるものなのですが、彼のの思想も単純に悪ではなく

破壊と創造という終わりのない流れを続けるのではなく、「破壊も創造も起こらない変化のない世界を作る」という一概に悪だとは言えないものです。ここに不老不死だったり、すべての生物を闇に返すのだー、みたいな思想を持ってこないあたりがすごいです。

単純に思想もそうなのですが、黒幕の表の顔もあり、かなり考えさせられます。

ネパールでは現在も現人神としてまつられている、クマリをゲームに登場させる当たり意図的に作られたものなのでしょう。

またこれだけでなく、世界観としても個人的にうまいなーと思ったのは

天地創造ということを題材にしているがために

西洋的なファンタジーの世界観と、東洋的な世界観、SFちっくな世界観、ジャングル大帝(ゲームで言えば聖剣伝説とかが近いかな)みたいな世界観が一つのゲームの中で無理がなく同居しているのです。

 

アークはこうした世界を旅する中で、数多くの出会いや悲劇に直面し、ある一つの答えを出すわけですが、それがまた彼の正体を知った後だと余計に深いものになります。

Google画像検索

こればっかりはゲームをすべてプレイしてからでないとわからないところかと思います。

長い時間プレイをしているとこうしたものを一人で一手に背負いがんばるアークの姿に感情移入できてしまうんですね。

アクションRPGというゲームのシステム上一人だと都合がいいんでしょうけど、それをうまく生かしているように思います。

クインテット三部作の最高傑作

この天地創造

ゲームシステムも非常によくできています。

三部作の初代ソウルブレイダーはもとはアクトレイザーの続編のひとつとして作られたものです。

アクション要素を引き継いだものがアクトレイザー2

クリエーションモードを発展進化させたのが、ソウルブレイダーになりました。

このソウルブレイダーはストーリーはよくできていたし、ゲームも面白いには面白かったんですが、肝心のシュミレーション的な部分が実はあんまりで、個人的に言うとゼルダの伝説のファンタジー色を強めて、謎解きを簡単にしたようなゲームになっていたんですね。

そしてじゃあその次のガイア幻想記がどうだったかというと

ストーリーはそのままになぞ解きの難易度も上がり、アクション性も独自のものになりました。

ただ、一つ難点があるとすれば、アクション性が高いためにレベル上げの必要性もなく、あまり時間がかかるようなところはないのですが、ストーリーをしっかり見せるために、なんだか無駄に時間がかかるようになってしまっているんですね。

アクション性が高いゲームなのでゼルダみたいにうまかったらぱっぱとクリアできるようであればよかったのですが、そんなこともなく、かといって聖剣伝説のようなレベル上げの楽しみがあるかというと、それもなく

またちょっと残念な部分ができてしまったんですね。

それを踏まえて三作目の天地創造なのですが、そうした欠点が完全に克服されています。

まずシミュレーション的な側面ですが、天地創造では中盤から、様々な街を自らの望んだ方向に発展させることができるという

システムがあるんですね、お使いをこなしたり、話を聞いたりしていくことで、街がいろいろな方向に発展していき非常に面白いです。自分もそこに加わることができるのも面白いですね。

またものによってはストーリーにもかかわるので、単純なやりこみ要素ではないところも考えられております。

次にアクション性やゲームのプレイ時間などの問題に関しても解決されています。

本作では前作、前々作に比べレベル上げ、という要素が攻略のひとつのかなめになっています。

レベルが1~2違うだけで攻略の難易度がぐっと変わるようになっており、レベル上げの必要が生まれています。

そのため、多少長いプレイ時間であっても、中だるみせずにプレイすることができます。

ただ、アクションRPGであることはそのままなので、低レベルクリアや縛りプレイもできるような難易度にはなっていてそこもすごいですね。

ちなみにゲームとしての山場は中盤の最初のボス「ブラッディマリー」戦です。

普通にレベル上げをして戦いを挑むと1~2しかボスにダメージを与えられず絶望すること必至です。

でも、これ以前のボスは意外とごり押しでもなんとかなってしまうため、ゲームシステムをプレーヤーに再認識させるという意味でも実にうまい配置です。

ここまでべた褒めしてきましたが、一点問題もあります。

処理落ちは唯一残念な点

それが処理落ち

このゲームスーパーファミコンのぎりぎりを出し切った美麗な画質、音楽を誇るゲームなのですが、そのためなのか、アクションゲームとしては致命的な処理落ちをすることがあります。で、単に処理落ちするだけだったらいいのですが、それでプレイヤーの動きがとまったりして、ダメージを受けてしまうなどの問題もあったりします。

また、個人的には物語の重要なボス戦で、巨大なボスが出てきたりするわけですが、そういうボスに限って処理落ちするのはどうかとは思いました。ラスボスも処理落ちします。

ただ、こうした欠点を除いても非常に面白いゲームであることは揺るぎのない事実なのであります。

リメイクが期待される……

そんな天地創造、気軽にプレイできるスタイルのゲームということもあってか、

名作ゲームということもあってか、リメイクが期待されている作品の一つでもあります。

スマホとかDSとかでプレイしたくなるゲームです。

 

ですが、現時点でリメイクは非常に困難。

それもそのはずで、真意のほどは定かではないのですが、現時点でわかっているところでいえば、おそらく開発元のクインテットは

解散、権利関係の問題はそのままになってしまっているようです。

 

そのためか、名作と呼び声の高い天地創造、ガイア幻想紀、ソウルブレイダーどれもリメイク版はおろか、バーチャルコンソールでも遊ぶことができません。

悲しい。個人的にはリメイクしてほしい一作だし、人気も出ると思うのですが、なかなか難しいようですね。

まとめ

今回はスーパーファミコンの神ゲー「天地創造」について記事を書いてきました。

楽しんでいただけたでしょうか。

ちなみにこの天地創造、私としては昨今の聖剣伝説とかみたいに、(聖剣伝説2はボス戦終了後、ボス戦のマップからでられなくなるという致命的なバグがあります)処理落ちみたいな問題は消して、音楽はそのままにリメイクしてほしいと思っていたのですが、そうはいかないのです。

天地創造、プレイしたい方はスーパーファミコンを購入するしかないのが現状。また残念なことにというか、スーパーファミコン後期のソフトということでご多分に漏れず、販売本数は少なく、決してビッグなタイトルではなかったことから、現在ではかなり希少。

箱がない裸の状態でも天地創造のソフトはかなりの金額がします。箱付きであれば6000円ほどと隠れた名作という評価にたがわぬ高額になっています。

ただ、一ファンとしてあえて言わせてもらうならば、この金額を払っても楽しめる面白いゲームです。

積みゲーをしてしまうくらいだったら、それを売ってスーパーファミコンと天地創造を買うことをお勧めします。それぐらい面白いです。

ほんと。

 

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