ソフト基本情報
発売年 1995年9月29日
発売元 データイースト
メタルマックスリターンズの魅力 西部劇とサイバーパンクが合わさった独自の世界観
メタルマックスが生まれたの1991年だ。
人気を博し、続編のメタルマックス2がスーパーファミコンで発売されたあと
スーパーファミコン後期1995年にリメイク作であるこの「メタルマックスリターンズ」が販売されたのである。
名前からわかるように舞台は、メル・ギブソン主演の「某マックス」映画と同じ荒野が広がる荒廃した世界。
モンスターが跳梁跋扈するこの世界、モンスターハンターと呼ばれる賞金稼ぎや力で物を言わせる豪のもの達が幅を利かせている。
そんな世界で細々とキーアイテムとなる戦車や車の修理工場を営む家に生まれたのが主人公だ。
なんの変化もない生活に飽き飽きして、モンスターハンターを目指す主人公が父親から感動されるところから物語は始まる。
主人公はモンスターハンターとして荒野をあてどなく旅しながら、仲間となるソルジャー、メカニック
彼の命を救うマッドサイエンティストや凄腕のモンスターハンターウルフとの開墾など様々な出会いを経て成長していく。
そんなストーリーだ。
だが、ラスボス自体はいるもののこのゲームには明確な指標もなければ目的もない。
プレイヤーの眼前に広がる、荒野を手探りで探していきながら、自らの物語を作り上げていく必要がある。
自由度が非常に高く、例えばドラクエ3やmotherでできたように、
いきなり強力な敵が出てくる場所に赴き、武器を仕入れ、短時間でクリアを目指すこともできるなど、人それぞれの楽しみ方を
見つけることができる。
プレイヤーの強力な相棒となるのが、戦車や車たち。
自ら改造をし続けながら、冒険の相棒を自分の手で作り上げていく、こうした点もこのゲームの魅力だ。
メタルマックスリターンズの魅力 冒険をあきらめることが物語の終了
メタルマックスリターンズ異色だったのは、単にゲームシステムや自由度の高さだけではない。
そのゲームの終わり方にもある。
は繰り返しになるが、ラスボスといえる物は存在している。
ただ、一般的なRPGと違って、ラスボスを倒した後に、感動的なエンディングが挿入されるような
劇的な終わり方はしない。
このゲームのエンディングを見るために必要なことはただ一つだ。
それは父の元に帰り、冒険をやめ修理工となることである。
要するにプレイヤーがこれでゲームをやめたいと思った時がゲームクリアの時というわけだ。
ドラマチックなものではないが、これはこれで風情があって、個人的には非常に好きである。
メタルマックスリターンズはスーファミでしか発売していない
そんなわけで今回はメタルマックスリターンズをご紹介してきた。
非常に魅力的なゲームだ。スーパーファミコン後期のソフトということもあって、
やはり、他のスーパーファミコンのソフトと比べるとメタルマックスリターンズのソフトはお高めだ(アマゾン最低価格2000円ほど)
ちょっと、プレイ環境が整いづらいという場合は
PSVITA、PS4でも最新作、メタルマックスゼノ(Metal Max Zeno)が現在発売中だ。
雰囲気は残した作品であるので、ここから始めてみるのもいいだろう。
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