半熟英雄のスマホ版がまだ終わり切らないうちに、というか、スマホ内に保存されているだけのようになってしまっているのですが。
そんな状況で、ロマサガ2のスマホ版を手に入れてしまいました。
本当はロマサガ3のスマホ版が出てから、一緒に購入するつもりだったのですが、一向に発売しないもので。
購入してから2週間くらい、とりあえず、ラスボス「七英雄」を「クイックタイム」を使わずに倒すことができたので、改めてレビューや簡単な攻略情報とかを書いていこうと思います。
良かったところと、悪かったところを合わせて書いていきますので、これから買おうと思っている方は参考にしてみてください。2200円しますからね。
悪かった点
いきなり出鼻をくじくようで申し訳ないですが、ロマサガ2のいい点を先に書いてだますようになってもあれなので、プレイしていて、ここはいただけないなぁ、と思ったところを先に書いていこうと思います。
ロマサガ2スマホ版の悪いところ タッチパネルはシンボルエンカウントには向いていない
ロマサガシリーズ、シンボルエンカウント形式を世に広めたといっても過言ではないRPGです。
マップ上に敵のシンボルが出ていて、それに触れると戦闘になる、触れ方によって、戦闘が有利にも不利にもなるというシステム。
そんでもってロマサガシリーズ、2まででは、敵と戦うと、その数だけ雑魚敵が強くなっていくというシステムがとられています。
ポイントは先頭から逃げても勝っても変わらず敵が強くなるということ。逃げ続けてキャラクターが弱くても、敵はどんどん強くなり、多くのプレイヤーを詰ませた恐怖の仕様なのです。(やり方によっては途方もない時間が必要だけど、敵が強くなってから、詰まずにプレイすることも可能です。)
個人的には考えて戦闘しなくてはいけないので、結構好きな使用だったのですが、世間的には不評だったのか、より大衆に受けるような使用にしたかったのか、その後は「勝利回数によって敵が強くなる」という、システムに代わっていきました。(ちなみにロマサガ2も技術点という経験値のようなシステムを採用していて、ロマサガ1に比べると若干マイルドになっています。)
ただ、ドラクエやFFみたいにレベルが上がったら、バランスよくステータスが伸びるというゲームではないので、適当に戦っているとやっぱりどこかで地獄を見るのは同じなのですが。(最高位のモンスターがちょくちょく出だす中盤から終盤の間が大変です。)
ようするに何を言いたかったかというと、ロマサガ2では敵と計画的に戦わなくてはならず、不必要な戦闘からは極力逃げなくてはならないのです。
ですから、シンボルエンカウントの敵からいかに逃げるか、そのための移動の仕方が肝。ですが、正直タッチパッドだとアプリの誤作動ではないのですが、うまく動くことができないことが多く、イライラします。
ゲームがプレイできないほどではないのですが。
「あああああああ!」と慟哭してしまうほどイライラすることもありました。私のようにこらえ性のない方は、スマホ版ではなく、現在出ていいる、switch版やPS4版、これらはコントローラーで遊べるので、おすすめです。
通な方はスーパーファミコンをわざわざ購入してもいいですが(ハードオフなどで買えば2200円あれば本体からソフトまでそろえることも可能です。)
ロマサガ2スマホ版の悪いところ2アニメーションは無理やりつけたような感が否めない
これはプレイした方でも賛否が分かれているところです。ロマサガ2スマホ版では、一定以上の強い敵キャラ、そして本作の宿敵である「七英雄」にアニメーションが付与されるようになりました。リメイク版の一つの売りにもなっていたやつです。
ただ、アニメーションといっても小刻みにゆらゆら揺れている感じで、個人的にはあまりいらなかったのではないかと思っています。
なんかゆらゆら動いているだけなんですよね。個人的には中途半端だなあと思ってしまったのは事実です。
普通のハードの中古品くらいのお値段がするソフトなので、その辺中途半端にせず、やるんだったらやり切るようにしてほしかったです。
肝心のスマホ版(もともとは携帯アプリ版)の追加ボスであるドレッドクイーンなんかにはアニメーションが付いておらず、最高位というわけでもなく、そこまで強くもない、なぜアニメーションをつけたのか全く理解できない「オーガバトラー」とか「ディープワン」にアニメーションが付いているのも謎です。
ドレッドクイーンに限らず、「アリだー」でおなじみの「ターム族」は本作の陰の主役といってもいい、こいーキャラなので、なぜ、どうせならこっちにもアニメーション付けてほしかったなぁというのが本音。
こういった、何やら残念なところはロマサガ2に限らず、昨今のスクエニRPGリメイク版すべてに言えるところでもあるので、この作品に限ったことではありませんが。
さて、悪い点はこのくらいで、あとは結構いいゲームです。
いい点
やっぱり名作は名作ですね。
リメイクしてもその良さは変わりません。ただ、このリメイクによってスーパーファミコンの時に遊びづらかった部分が良くなったところもあったので、書いていきたいと思います。
グラフィックの向上はいい、
グラフィックが全体的に向上しています。ロマサガ1,2はスーパーファミコンのそこまで、初期から中期ごろに発売されたものなのですが、最終作のロマサガ3以外は正直に言って、音楽以外はハードの性能あんまり生かせていないようなものだったと思います。
自由度の高いストーリーと相まって、どちらかというと、プレーヤー側が余白を考える必要のあったゲームという特徴も相まって、要するにちょっととっつきにくいゲームになっていたのです。
このロマサガ2リメイク版は画質の向上で、ストーリーの良さは残しつつも、画質の面で変に想像力を働かせる必要はなくなったなぁと思っています。
より遊びやすくなったといえるでしょう。
強くてニューゲームがにあっている数少ないゲーム
このロマサガ2は「伝承法」という、壮大な強くてニューゲームをゲーム終盤まで続けていくことになるわけですが、
それを本家がネタにしてしまったのが、スマホ版から登場した「強くてニューゲーム」です。
個人的に最初はゲームのシステム的にこれは必要なのかなぁと思っていたのですが、結構面白いです。
ストーリー的にもゲーム内容的にも周回プレイが面白いゲームですが、やはり時間的に難しいところがあったので、こうして手軽にできるのはいいです。スマホでゲームをプレイするユーザーのことをよく考えていると思います。
ただ、使い方によってはゲームバランスが崩れてしまうので、初回のプレイ時にはおすすめできません。
ロマサガ2の簡単な攻略情報
さて、いい点と悪い点書いてきました。これに限らず、サガシリーズは昔から賛否両論あるのですが、その理由がRPGらしからぬ難しさです。一見王道風でありながら、全然違うのです。
このロマサガ2も難易度は高く調子にのってプレイしていると、詰んでしまいます。
私もスーパーファミコン版をプレイしていた時は、あまり攻略方がわからず、最終的に「クイックタイムはめ」という、しょうもない方法で、ゲームをクリアしました。(クイックタイムという水の術法は合法的にずっとこっちのターンをできてしまう最強最悪の術です。ラピッドストリームという確実に先手をとれる陣形と合わせて使うと、どんな強いボスでも何もせずに倒せてしまいます。)
ただ、スマホ版を改めて買った際にはそんなことのないよう、ちゃんと攻略情報とかを調べつつプレイしたので、その辺をまとめて、今後プレイされるという方のために、ネタバレしない程度に書いていきたいと思います。
術は大事、序盤から鍛えておきましょう。
まず術です。このロマサガ2そのほかのロマサガシリーズに比べて、術の重要度が非常に高いです。最強の攻撃手段のうち二つが術にあり、また、回避、回復手段も術にあります。
術を制すものがロマサガ2を制すといっても過言ではありません。
ただ、最強の術のうちの何個かが、七英雄を倒したり、特定のイベントを経ておこる「年代ジャンプ」がないと、覚えることのできない「合成術」というものです。
つまり年代ジャンプを起こすことのできない「最終皇帝」になってからでは、覚えることができません。ですので、早くから術を覚えておく必要があるのです。
術は術レベルに応じて威力が出る、また術に強いキャラクターが登場するのが比較的遅くになってからなので、序盤は術が非常に弱く、その重要度に気づきにくいです。ですので気を付けて意識的に伸ばすようにしておきましょう。
最低限、「火、光、土」の術を鍛えておけば、クリアには問題はないでしょう。
おすすめ陣形は「ラピッドストリーム」と「アマゾンストライク」
このゲームでは陣形によって戦闘を有利にも不利にも運ぶことができるようになっています。
おすすめはラピッドストリームとアマゾンストライクです。
ラピッドストリームは確実に敵から先手がとれる、バックアタック以外は陣形が崩れないという強みを持っています。
これがあれば、ある一定以上のレベルになったら、雑魚に負けるという悲しいことにはなりません。
サガシリーズではサガ2のはにわに始まり、ボスよりつよい雑魚敵が平然と出てきて、マックスまで育てたとしても即全滅級の技を平然とぶっ放してきます。いくら強くても正攻法で戦うとなると、雑魚相手でもちょっと頭を使わなくてはならないんですね。
その点ラピッドストリームであれば先手がとれるので、安心です。ちなみに大概の(竜以外)雑魚敵は5人パーティーであれば、最高位の技を使うことができれば、1ターンで倒すことができます。
もう一つはのおすすめはアマゾンストライクです。純粋に素早さと、攻撃力を上げる戦闘に特化したスタイルです。ボスの中でもダンターグ、ラスボスなど正攻法で挑まなく手はならない、相手におすすめです。前三人に攻撃に特化したキャラクター、後ろ二人を術タイプにしておけば問題ないでしょう。
初回プレイならノエルは最後にとっておく
このゲームのだいご味として、宿敵七英雄をどういう順番で倒すか、というものがあります。
七英雄はダンターグとスービエ以外は年代に限らず、皇帝のHPが700以上になると第二形態になります。
HPも非常に高くなるのです。物語の都合上、比較的遭遇が遅くなるワグナスを除いて、ボクオーン、ロックブーケは第一形態のうちに倒しておくことがおすすめです。
ただ、ノエルに限っては初回プレイ時は最後に回すことをお勧めします。
理由としてはノエルだけが、最後に回しても、仲間キャラクターが回収できなくならないという特徴をもっていることと、
第二形態が弱いということです。
終盤に入ると光の術法で「ソードバリア」が手に入るようになるかと思います。
そして比較的初期に手に入る風の術法「ミサイルガード」この二つがあれば実は第二形態のノエルステータス自体は強化されているのですが、この二つの術法があればほぼすべての攻撃を無効化できてしまい、完封で来てしまうのです。
最後の一人はラストダンジョンで、ラスボスの前哨戦として登場するわけですが、他のキャラクターだと場合によっては結構甚大な被害を被る可能性があるのです。特にLPは少ないけれども強力なイーストガードの「ソウジ」軍師の「コウメイ」イーリス族の「スカイア」なんかを仲間にしている場合には下手をすると、ラスボス前に亡くなってしまうという悲劇が起きかねません。
JRPG屈指の鬼畜ラスボスとも言われているロマサガ2のラスボス「七英雄」を前にしてそれはやめたいところです。
(平然と7人分の攻撃を加えてきます。)
まとめ
というわけで長々と書いてきました。
要するにこんなに長々と文章を書けてしまうほど面白かったです。
2200円という価格は正直ちょっと高いとは思いますが、好きな方は払って遊んでもいいのではないでしょうか。
ではでは
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