イデアの日 こっちは本当にクソゲー 

未分類

ソフト基本情報

発売年1994年
発売元ショウエイシステム
定価
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 魔訶魔訶の残念なところを直したはずが、

1994年北斗の拳5などの問題作をおくりだした、ショウエイシステム

相原コージ、知久光康等、くそゲー界の神として、今もゲーム史にその名を刻むゲーム

摩訶摩訶のシナリオ、キャラクターデザイン、音楽を担当したこの二組が参加

またしても奇怪なRPGが制作しました。

それが「イデアの日」

魔訶魔訶のような世界観や、敵キャラにつけられたアニメーションなど、好みは別として、前作(世界は別)魔訶魔訶のいいところを残し、バグや戦闘の異常な多さなどダメなところをなくした、このゲーム

名作となるがずが、、、

またしても問題作を、しかも個人的には今度こそ本当にクソゲーを生み出してしまったのです。

シナリオがなにやらいろいろ分裂気味

前作魔訶魔訶はシリアスなところは実際ほとんどなく、終始笑いと狂気の世界が渦巻いていたのですが、今作イデアの日は笑いはそのままに、悲劇的なシーンや感動的なシーンなどヒューマンな世界が入っており、魔訶魔訶とは少し毛色が違う感じに仕上がっています。

ですが、、、それが何やら残念な結果を巻き起こしています。

出てくるキャラクターすべてが何らかの悲劇を経験するのですが、それがあまりに悲惨なのですが、ギャグパートとの対比がすごすぎ、もはやギャグや狂気を通りこして、意味が分からない感じになってしまっています。

冒頭で言うと、本作のヒロインが、洞窟に出向くわけですが、その道中で、排せつしているおじさんから、おしりを蜂に刺されたから、毒を吸い出してほしいといわれ、女の子がおじさんのおしりに、、、となった後に

洞窟で、ヒロインをモンスターからかばって、ヒロインのおねぇさんが亡くなるという悲しい展開があったり、

道中で仲間になる、力士は(魔訶魔訶と並んで今作も曲者ぞろいです)破門された挙句に、地下格闘技界で地獄のような戦いの日々を送っていたり、主人公は育ての親と生みの親が違い、超能力を使えるため、ずっと施設に監禁されていたととにかく悲惨、シナリオ自体も重く陰鬱なものなのですが、

会心の一撃の時に「もひもひーん」とか「べらめんちょ」と言ったり、随所に無理やり笑いを引き起こしてきそうな微妙にテンションの高い謎のセリフが使われていたりとなにやら分裂気味なのです。どうしてそうなったのか、まじめなゲームならまじめなままでいいのですが、、

ゲームバランスがおかしくなる

このゲーム、全体的に難易度が高いく、面白いのですが、一定のレベルになると仲間キャラが覚える「きせき」というチートのっような技によってすべてのゲームバランスがおかしくなってしまいます。

それがどんな業かというと、一人に限りダメージ、MP、戦闘不能をすべて回復してしまうというとんでもないもの、この技を使えるキャラクターが事実上の回復キャラクターなので、このキャラクターのMPが付きそうになったら、回復、またパーティーを回復、という無限連鎖を続けることができてしまうのです。あれまぁ

しかもなんというか、敵の強さ的にこのレベルに上げないと、通常のプレーヤー(私もそうでしたが、)はゲームをクリアすることが困難なんですね。よく考えられているというのか、何なのか、さすがシグマ技研「仕様です」を本当に「仕様です」にしました。(この話について詳しくはこちらの記事)

無駄にボリュームが多い

ここまではまぁ、個人的にはまだ許せるところなのですが

個人的にいやなのが、ここです。

このゲーム無駄に長いんですね、プレイ時間が、

でもなにかウィザードリィみたいに難易度が高すぎて、必然的に時間がかかるとか、やりこみ要素がたくさんあるとか(こじんてきにはこれもあんまり得意ではありません)そういうことではなく、

お使いが多く、やれここにいってこれをとってこい、やれだれそれにあえだのなんだの、そんなかんじで、何やら無駄にゲーム時間が長くなっているのです。

これもまた、バグではなく仕様で、ゲーム上やらなくてはならないから困ったもんです。

RPGのだめなところが前面に出ちゃっているようなゲームなんですね。

前作魔訶魔訶はバグあがり、完成度が全然高くなかったがゆえにクソゲーではありながらも、ネタとしての突き抜けるような面白さがあったのですが、今作はなんかむっちゃりしているんですね。うまくもない、まずくもない、特に感想もないとでも言いましょうか。

完成度は高い

このゲーム個人的には非常に残念極まりないのですが、

終始分裂気味なわけのわからない世界観(わらえるわけではない、これはこの当時確か、相原コージ先生が「ムジナ」というシリアスな忍者マンガを連載していたこととも関係があるのかもしれません。微妙にシナリオの根底に流れる、流れのようなものも似通っているように思います。マンガは面白いです)

なんだか難しいんだか簡単なんだかわからない、戦闘(ゲームバランスはグッド)

無駄に長いお使い

これらが、特にバグのような不調もなくスムーズにつながっていて、ゲームとしての完成度自体はなかなかのものです。

この点だけは結構すごいゲームだと個人的には思っております。

あんまり売れなかったからか、前作魔訶魔訶の伝説があるからか、なにやらプレミアがついているこのゲーム

正直個人的にはプレイするよりも実況動画とかを見る方がおすすめです。

ちなみに相原コージ先生が同時期に書いていたマンガ「ムジナ」はべらめんちょおもしろいです。

エログロナンセンス、恋愛、アクション、サブカルの面白いところをぎゅっと詰めたような作品です。

多少好みは分かれるかも

おすすめ

同じくクソゲー

魔訶魔訶の記事はこちら

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コメント

  1. ゲーム好き より:

    やった事ないが隠れた名作って言われてますけどね…

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