ピクミン4体験版レビュー ピクミンのナンバリングタイトルが10年ぶりにやってきた! さすがの完成度!救助犬のオッチンがカワイイ。

ピクミン4ゲームレビュー

7月21日に発売を予定しているピクミン4の体験版が来ていたので遊んだ感想をまとめたいと思います。一言で言えばさすがの完成度の高さ。

ピクミンのシステムを対戦ゲームに発展させた「ダンドリバトル」の今後の展開にも期待したいところですね。(公式サイト

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ピクミン4体験版概要 10年ぶりのナンバリングタイトル

2013年WiiUでの「ピクミン3」発売以来、約10年ぶりのナンバリングタイトル続編である「ピクミン4」。ピクミン4でも地球人類の文明をにおわせる謎の惑星「PNF-404」(おそらく)を舞台に、引っこ抜いた人間の命令に命をとしてまで従うけなげな生き物「ピクミン」を操りながらのシミュレーション×冒険活劇が繰り広げられます。

物語の始まりは相も変わらず、惑星間運送業「ホコタテ運送」の社員であり、冒険家でもあるキャプテン・オリマーが遭難したことがきっかけに。

ピクミン4

遭難から1か月後キャプテン・オリマーの救難信号を受けて犬一匹と人間6名の救助隊が惑星に向かうのですが、こちらも隊員たちが乗る宇宙船「シェパード号」が墜落。いわゆる「二重遭難」に陥ってしまい……。

ピクミン4

本部に一人残っていた

主人公となる新米レスキュー隊員は一人本部で待機中のところ、レスキュー隊の救難信号をうけ、惑星に向かうことに。救難信号と同時にオリマーから届いた惑星に関する情報を頼りに、遭難者の救助に挑む主人公の行方やいかに!? といったのが流れ。

ピクミンナンバリングタイトル初 オリジナルキャラを動かせる

というわけで主人公となる新米レスキュー隊員を操るわけですが、ここからピクミン4は新たな要素をぶち込んできちゃうんです。

ピクミンシリーズでは1のキャプテン・オリマー。2ではホコタテ運送新入社員のルーイ。3での惑星コッパイから集められた3人の専門家たち。といった具合にタイトルに応じて動かせるキャラは増えていました。

ピクミン4

一方で昨今のタイトルでよくあったようなキャラメイクとかはできなかったわけですがピクミン4では
・表情
・髪型
・服装
・髪色
といった要素を選び、比較的自由に「主人公」が作れるように。
体験版ではまだ全貌はつかめなかったのですが、これまでの登場人物たちの物語を追体験するようなシナリオから変化がみられるかもしれません。

新要素 救助犬のオッチンがかわいいぞ!

そんなこんなで遭難したキャプテン・オリマーが誰かの家のリビングみたいなところで、原生生物と戦い「無線機」を手に入れるまでを描いた物語風のチュートリアルを経て、ゲームはスタート。

チュートリアルでなんの前置きもなく登場し、そして筆者の心を持って行ったのがピクミン4で初参戦の要素「救助犬」です。

ピクミン4

かわいいでしょこりゃ

「犬」とは名前についており「毛むくじゃらの体」「嗅覚が良い」「つぶらな瞳」「人懐っこい」「尻尾がぶんぶん」といった犬っぽい要素は持っているのですが、恐竜や惑星PNF-404に多く生息する敵対的な原生生物「チャッピー」のように二足歩行で動く生き物で、我々人類が知る「犬」とは違う造形。これがたまらなくかわいい。

ピクミン4ではこの救助犬を使って
・アイテムを探させたり
・ピクミンと一緒にものを運ばせたり
・原生生物を襲わせたり
・ピクミンとプレイヤーを背に乗せて運んだり

しながら進めていくようになっています。オッチンに荷物運びを任せるもよし。ともに戦うもよし。また、オッチンにのることでこれまでにはなかった随意にできるジャンプも。気になる段差もオッチンと一緒だったら、簡単に登れちゃうわけ。

チュートリアルではキャプテン・オリマーの愛犬、苔が生えたような緑色の体毛をした、その名も「モス」を操るわけですが、ゲームでは茶色の愛らしい「オッチン」を駆使して救助を進めていくことになります。

なんども言ってしまいますが、このオッチンがとにかくカワイイ。にくにくでふさふさの毛が生えた足、カワイイ鳴き声、ピクミンを背に乗せ山を越え犬かきで水を進み。けなげなところもいい。ただ頼りになるだけでなく、体が燃えたり攻撃を受けると「キャン」と泣いて助けを求めてくるところもたまらない。本当にカワイイ。

オッチンはスキルを覚えることで強化されていく仕組み。体験版時点では「背にのる」「ジャンプ」「水中を泳ぐ」といったギミック(そのほかに戦闘に使えるものやパッシブスキル)が解放されていきます。どのような活躍となっていくのかこちらも発売が待ち遠しい。

人命救助+お宝集めが物語のメインに

オッチンに出会ってウロチョロしていると、第一村人発見ならぬ第一要救助者発見! となります。レスキュー隊員のコリーが一人、地面で寝ていました。

アブねぇのに何で? と思っていると。彼らが乗ってきた宇宙船シェパード号が墜落した際の緊急脱出で外に放り出されてしまった。食事をろくにとれなかったので、体力を消費しないように寝ていた、とのこと。

そして、キャプテン・オリマー救出のためにはまず、レスキュー隊のキャプテン「シェパード」をはじめレスキュー隊の面々を救助しなくてはならない。と告げるのでした。

このようにピクミン4では惑星で遭難した人たちを救助することが物語のメインの目的となっています。

まずは、スタート地点から見えるシェパード号を目指し、冒険することに。しばらく歩くと「下水管の蓋」のようなもので線をされた穴が。

ピクミン4

どうやらこれがシェパード号への道につながっているみたいです。オッチン、コリーとともに穴に飛び込むと中ではレスキュー隊の「シェパード隊長」がチャッピーの幼生に襲われているところに出くわします。

ピクミン4

このシェパード隊長、こんな感じでなんだか頼りない。

オッチンの力をかりチャッピーを退け、穴から脱出。シェパード号にたどり着きますが、エンジンのオーバーヒートによって航行に必要な「エネルギー」が枯渇。

ピクミン4

万事休すかと思いきや、惑星におちているお宝から集められる「キラキラ」したエネルギーを集めれ、補給することで、シェパード号は動けるようようになるというのです。

ピクミン4

というわけで、遭難した人々の救助とお宝集めがメインとなりゲームが進んでいきます。お宝はシリーズおなじみ「地球」の文化を存分に感じさせるものばかり。序盤から「ゲームボーイアドバンスSP」がお宝として登場するなど勢いがあります。

本作でもう一つカギとなる遭難者。こちらは実はキャプテン・オリマー、レスキュー隊の面々だけでないことが次第に明らかに。

シリーズで無印で自らが遭難、3ではキーアイテムを保持していたことが原因で謎の生命体に監禁される。などなどトラブルメーカーとして知られるキャプテン・オリマー。ピクミン4でもトラブルを起こしています。

キャプテン・オリマーが救難信号とともに未知の惑星の実態を報じたことで、宇宙はゴールドラッシュならぬ「未知の惑星ラッシュ」状態に。お宝や未知の生物を求めた海千山千のものたちが大挙して押し寄せていたのです。そして、遭難していたのです……。

ピクミン4では、そんな一般の遭難者たちの救助も大事な要素の一つになっています。遭難者たちにはそれぞれ、最初の遭難者ラリーであれば「冒険の管理」、シェパード隊長であれば「オッチンのスキル管理」、宝目当ての遭難者であれば「お宝図鑑の開放」といった風にそれぞれ役目が与えられており、助けることで徐々にできることが増えていくという流れです。

新たなピクミンは2種 新たなムーブが解放されるぞ!

というわけで、シェパード隊長を解放したところから、本格的に救助作業とおたから探しがスタート。肝心のピクミンですが、基本的には初代を踏襲して、赤・黄・青が中心に。ピクミン4から新たに、氷ピクミン、ヒカリピクミンが解放されます。

ピクミン4

氷ピクミンは敵を凍らせることができるほか、水に落ちても死なず、一定数を水に投げ込むと水が凍り、その上を歩けるようになる、といった特殊能力が供えられています。

ピクミン4

これまでのピクミンシリーズで水、と言えば青ピクミンの独壇場だったわけですが、新たな水攻略の方法がうまれたというわけです。

ただ、氷ピクミンでは水面が凍ってしまうので、水の中のアイテムを集めたり、原生生物を倒したりするにはやっぱり青ピクミンじゃないとダメだったり、色々と考えさせられるようにはなっています。

そして、ヒカリピクミン。体験版ではどのような形で使うのかわかりませんが、本作で新たに加わった「夜」探検要素の際に使用できる「発光ピクミン」のようです。どんなふうに使うのか。ピクミンは夜活動しない生き物であることがわかっているため、そもそもピクミンなのか? 謎が謎を呼ぶ存在です。

その他のピクミンに関してはこれまでのシリーズ作品と同じく、既作品のピクミンが登場するよう。白・紫、岩・羽、こちらもピクミン4体験版ではどのような登場の仕方をするのが不明で、気になりますね。

ピクミン4ではダンドリが重要だ! 友達と仲が悪くなりそうな対戦要素「ダンドリバトル」もあるぞ!

ピクミン4

最初にダンドリバトルを仕掛けてくる謎の男。あれ、オリマーににてない?

ピクミン4はシリーズおなじみのリアルタイム要素で時間を管理しながら、冒険を勧めなければならないのはそのまま。2以降登場したダンジョン探索要素もあります。上に下にと生きながら、お宝と遭難者を助けるのが主な流れ。この辺は旧作と大きく変わりません。

ゲームシステムの面で「オッチン」と並び、ピクミン4で新しく加えられたのが「ダンドリバトル」です。

ピクミンシリーズと言えば、特に無印で顕著なように、一日の動き、ゲーム全体としての目標達成まで、それぞれに「時間制限」が設けられており、いかにピクミンを動かして、どんな順番で敵を倒し、お宝を集めるか「段取り」が非常に重要なゲームです。

今作ではそんな「段取り」を対戦ゲームに昇華させた「ダンドリバトル」が新たな要素に加えられています。

ピクミン4

ダンドリバトル

端的に言うと、ピクミンやオッチンを効率的に動かし「少しでも重い重量のものを集める」「お宝ポイントをためる」といった具合に競い合うゲームです。

これがシナリオの要素要素に絡んできたり、そして、なんとミニゲームとして独立しているというワケ。シナリオで登場したものを軽く触っていましたが、これが結構いい出来です。

さすがスプラトゥーンを生み出した任天堂。面白いし、いい感じに熱くなれるし、ハマりすぎると人生が壊れそうな怖さもあります。

体験版は時間制限なし!

というわけで、色々書いてきましたが、体験版は時間制限なし、お宝ポイントを1500集めるまでであれば何時間でも遊べる太っ腹なシステムです。

最初に遊べるマップの探索度を100%にするチャレンジをするもよし、タイムアタックみたいな遊び方をするもよし、体験版だけで結構遊べるのでまずは触ってみるとよいかと思います。

とにもかくにも7月21日の発売が待ち遠しいですね。

その他レビュー動画はこちら

筆者プレイ動画

以下筆者のプレイ動画です。達成率99%まで粘りましたが最後の1%がわからず。またチャレンジしなくては。

 

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