スーパーファミコンのコントローラーを分解清掃してみた

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スーパーファミコンなどレトロコンシューマーをプレイしなくなってしまう問題の一つにあるのが、コントローラーが動かないなんてことだったりする方も少なくないのではないでしょうか。

ゲームは読み込むし、映像もしっかり移るけど、コントローラーの十字キーが大暴れしたり、マリオがずっとBダッシュをし続けてしまったりなどなど不具合が起きてめんどくさいからそのまま押し入れになんてことも。

でも実はスーパーファミコンに限らず、レトロゲームのコントローラーって意外と簡単に修理できたりします。汚れが詰まっていていて、それがボタンの邪魔をしていたり、あるいはボタンの支えをしているゴムが切れていたりなんて些細なことだったりするのです。

そんなわけで今回は私の手持ちスーパーファミコンコントローラーを事例に、分解清掃の仕方を解説していこうと思います。

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用意するもの

まずは簡単に用意するものをご紹介していきましょう。

ただ、用意するものといってもスーパーファミコンコントローラーは本当にシンプルな仕組みです。ねじを開けるのも掃除をするのもおうちにあるもので事足ります。

ドライバー

そこまで小さなねじでもありませんし、きっちりくっついているというわけでもありませんので、安めのドライバーセットで問題ないでしょう。近所に100円ショップがあるという方は100円ショップの精密ドライバーセットなんかで十分かと思います。

 

次に必要なのがお掃除に必要な道具です。

アルコールティッシュ等 中性洗剤、無水エタノールでもか

除菌、清掃するためのアルコール類ですね。

無水エタノールなんかをすすめる方もいますが、こちらも家でプレイするようであれば、100円ショップやコンビニで売っているアルコールティッシュでいいと思います。

ただ、ティッシュでは細かい溝などを掃除しきれない場合も。細かい溝も余すところなく掃除したい、という方は中性洗剤を綿棒につけて掃除をするのがおすすめ。こちらも常備しているものでいいでしょう。

 

めんぼう

細かい部分の掃除をするときに使います。後で詳しく説明しますが、スーパーファミコンのコントローラーを支えるゴム部分には汚れがたまりがち。ここが悪さして基盤が接触不良を起こしていることもあるのです。

ただ、ここは細かい溝があったりするので、綿棒でこしこしするといいというわけです。

こちらも家に常備しているもので、問題ないでしょう。

 

というわけで、繰り返しになりますが、スーパーファミコンのコントローラーをきれいにしようと思ったら、手早く動くようにしようと思ったら、家であるようなもので十分にできてしまうというわけです。

ジャンク品を直したい、基盤の方に不具合がありそうなんて場合はこれに加えて、導電ペーストなんかを用意しておけば問題ありません。

スーパーファミコンのコントローラーは5つの+ねじで止められている

スーパーファミコンコントローラー

私の手持ちコントローラーがこちら、これ以外にもありますが、なんだか汚れが目立ってきたので、一回分解して清掃することにしました。

それではどうやって開けるかというと、実は結構簡単。スーパーファミコンのコントローラーは5つの+ねじで止められているだけなのです。サイズも精密機器サイズではありません。一般的な+ドライバーで開けられる大きさ。

むしろ変に小さな精密ドライバーでやると、ねじの山がつぶれてしまう可能性もあります。

ではねじを外していきましょう。そこまで硬く止められているわけではありませんので、ねじ山をつぶさないように慎重に回していきましょう。

さて、こんな感じでねじが取れたでしょうか、では次の段階に入ります。

スーパーファミコンのコントローラー内部は意外と汚れている

ねじを外すせば、裏のふたはぱかっと簡単に外すことができます。ものにもよりますが、強い力でプラスチック同士がかみ合って外しづらいことも。ただ、スーパーファミコンのコントローラーはプラスチック製ですので、くれぐれも力任せにやらないようにしてくださいね。

外れた、と思ったらひびがはいってしまった、なんて切なすぎることもあります。経験者が言うのですかラ間違いありません。

外したらコントローラーの中を見ていきましょう。こんな感じで基盤とボタンが収納されています。ちなみに、開けた方には特にボタンや基盤が入っているわけではありません。ごしごしきれいにしましょう。

潔癖症、あるいはどうしてもきれいな状態のコントローラーが使いたいという方はこの際、プラスチック部分を中性洗剤で丸洗いするのもありです。だれがしゃぶっているかわかりませんからね。

基盤部分は細かいパーツが多い なくさないように

さて、それでは基盤部分を見ていきましょう。

まずはLRボタンを慎重に外してください。

こんな感じの細い棒によって、LRボタンは動いています。下のゴムよりもこちらの方が重要。このパーツがなければコントローラーは使い物になりません。かつなくしやすいです。分解するときはくれぐれもなくさないように。ボタンが外れたらゴムの部分も外しておいてください。

 

次に、ケーブルを外していきましょう。スーパーファミコンのコントローラーケーブルは結構無理やりまげて押し込まれています。無理にやると古いものの場合、皮膜がはがれてしまう恐れもあるのでこちらも慎重に外していきましょう。

では基盤を外していきましょう。ゆっくり外せば問題ありません。基盤はこんな感じです。外側が黄ばんでいたので、中が汚れていることを想定していたのですが、基盤は無事なよう。あまり汚れもたまっていません。

次にゴムの方を見ていきます。こちらも結構きれい。

ただ、実際には結構汚れがたまっていて、なんか得体のしれないにおいがすることも。きっちり綿棒でほじって汚れをかき出し、除菌ティッシュできれいにしましょう。

ゴムが切れてしまっている。ボタンの支えになる突起部がつぶれてしまっているなんて場合は交換が必要です。

アマゾンで普通に交換用のゴムは販売されておりますので、コントローラーにすでに不調があるという方は、事前に交換用のゴムを用意しておいてもいいでしょう。

 

ここまでくればもう結構きれいになっているかと思います。

慎重にボタンを戻し、パーツを戻し、ふたを閉めましょう。ねじを締めるさいには、ねじ山をつぶしてしまわないよう注意してくださいね。

まとめ スーパーファミコンのコントローラーは簡単に分解できるし、きれいにできる

というわけで、この記事ではスーパーファミコンのコントローラーを分解して、きれいにする方法をご紹介してきました。徹底的にやるというのであれば、他にも工程、材料が必要ですが、ちょっときれいにしたいという場合やなんか動きがおかしいなんて場合はこの程度の処置でも十分です。

気になったら試してみてくださいね。

ではでは

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