筆者の世代(20代前半から上)がド直球で楽しんだゲーム機と言えばゲームボーイだ。ポケモンにデビチル、マリオにドラクエ、たくさんのキラーコンテンツに囲まれて我々は育ってきた。
そんな我々世代にとって、奇跡のようなゲーム機を海外のゲームボーイマニアが作りあげたらしい。Ultimate gameboy(究極のゲームボーイ)と銘打たれたそのゲーム機、いったいどのようなものなのだろうか。
ゲームボーイの機体をもとに作られた 1台でGB GBC GBAが楽しめるゲーム機
究極のゲームボーイことDBG102(初代ゲームボーイの製品コードをもじっている)を作り上げたのがイギリスに拠点を置くjellybelly customsだ。Nintendolifeによるインタビューによれば、創業者であるMatt whitehead(マットホワイトヘッド 以下マット氏)氏が一人で開発から販売までを手掛けているとのことである。
元々ゲームボーイをはじめ小型ゲーム機の蒐集家だったマット氏は、趣味の延長としてjelly belly customsを創業。DMG102をはじめとしたレトロコンシューマーを現代風にリメイクしたゲーム機を製作、販売しているという。
究極のゲームボーイと銘打たれたDMG102は初代ゲームボーイの機体をモチーフにして作成された逸品だ。任天堂3dsのようなスライドパッドが搭載されているほか、フルカラーに対応、バックライト仕様といった具合で、ゲームボーイをモチーフとしながらも現代でも十分に楽しめるようにチューンナップされている。対応ゲームはGB,GBC,GBAの三機種だ。これ一つですべてが楽しめる贅沢仕様である。
金額は239.99£(日本円役33000円 2019年1月2日現在)と高額であるが、完成度の高さからか、高い人気を博したようで、現在は売り切れとなっている。再販の時期は未定だ。
以前当ブログでも紹介した、新世代スーパーファミコン互換機SuperNTと同様、ゲームボーイでも単にマーケティング戦略をもとに作ったような”ゲームボーイ互換機”ではなく、ファンの思いを忠実に再現したような新世代のゲームボーイといってもいいような互換機が生まれたようだ。
気になる方はjelly belly customsにて確認してみていただきたい。ちなみにYoutube上ではNintendolifeによる開発者マット氏へのインタビュー動画も公開されている。英語だが、マット氏の小型レトロコンシューマーにかける思いや3Dプリンターを利用したDMG102 の製作風景が垣間見えるものとなっている。気になった方はぜひこちらも見ていただきたい。
参考文献
Nintendo life 『Fetures:Creating the ultimate gameboy』 http://www.nintendolife.com/news/2018/12/feature_creating_the_ultimate_game_boy
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