この記事では、RGB端子に対応した、格安キャプチャー、GV-USB2の使い方や使用感をまとめていきます。端的に言えば、1000円台でPCにスーパーファミコン、ニューファミコン、ニンテンドー64、プレイステーション、セガサターン、少し古いところではWii,PS3など、RGB映像端子を採用しているゲームをつなぐことのできるお手軽なキャプチャーです。ただし、価格が安いこともあり、画質や堅牢性には若干の不満が残りました。
GV-USB2 スペックなど
GV-USB2のスペックは下記の通りです。※本機の推奨環境はゲームではなく古いビデオなどのデジタルデータ化にあるようです。ここでは、あくまでゲームキャプチャーに必要なもののみまとめていきます。
接続方法 | USB2.0 |
画素数 | 720×480 |
サイズ | 約18.2(W)×57.4(D)×13.0(H)mm(ケーブル部除く) |
付属品 | キャプチャーソフト |
入力端子 | 入力映像方式:NTSC(カラー) コンポジットビデオ入力:RCAピン×1 Sビデオ入力:ミニDIN 4ピン×1 |
必要CPU | Intel Pentium 4 2.0GHz以上またはAMD Athlon 64 3200+以上 |
メモリ | 512MB以上[推奨 1GB以上] |
対応OS | Windows 11 ※2 Windows 10 November 2021 Update(バージョン 21H2)※1 Windows 10 May 2021 Update(バージョン 21H1)※1 Windows 10 October 2020 Update(バージョン 20H2) ※1 Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)※1 Windows 10 November 2019 Update(バージョン 1909)※1 Windows 8.1 |
となっています。
かなりスペック面での要求水準はかなり低めです。10年くらい前のPCでも問題なく利用できるでしょう。例えば、液晶テレビは買うまででもないが手元にある安いノートパソコンの液晶にゲーム画面を映したい、なんて場合に使えそうです。
ちなみに、HDMI対応のゲーム
小さすぎるくらいのサイズ感 気軽にできる
前述のスペックにて、ご説明した通り、必要十分の能力しかない、GFV-USB2。見た目もシンプルです。PCにつなぐUSB端子と入力用の端子がむき出しになっています。面倒くさい操作などせず、入力側にゲーム機、USBをPC側にさせば利用可能という気軽さ。
キャプチャーソフトを入れれば、そのままパソコンに映像を映すことができます。キャプチャーソフト自体も対応ソフトはかなり多いようで、シェアウェアとして使える有名キャプチャー、アマレコTVなどにも対応しています。プレイするだけなら、この無料版を使用するとよいのではないでしょうか。
GV-USB2の気になる点
以上、GV-USB2のスペック・使用感をまとめてきました。安いものですので、気になる点があるのも事実です。
一つはレイテンシーです。RPG、シミュレーションゲームなど、比較的フレームレートを気にしなくていいタイプのゲームでは問題は感じませんでしたが、格闘ゲーム、シューティングゲームなどなどだと、やはり若干の遅延が気になります。
加えて、やはりシンプルすぎるがゆえに、壊れやすい点には注意が必要です。USB端子がむき出しなので、ちょっとした衝撃で端子が歪み壊れてしまいます。このあたりの堅牢性のなさには注意が必要でしょう。
また、画質の面でもかなり昔の16bit8bitくらいのタイトルであれば、問題ありませんが、やはり比較的新しい機種だと、画面の色のにじみが気になります。
プレイするだけならよいでしょうが、これを使って動画投稿などをするのは厳しい。このブログでも以前紹介したElgatoなど、1080p対応以上のものを使うことをお勧めします。
以上GV-USB2の使用感などをまとめてきました。やっぱりレトロゲームをテレビに接続して遊びたいという方は、HDMIにしか対応していない液晶テレビへの接続法を解説した、こちらの記事がおすすめです。
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