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Blasphemous(ブラスフェマス)レビュー 奇蹟の謎を解けるのか

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メトロイドヴァニア+ソウル系の2DアクションBlasphemous(ブラスフェマス)。9月にPC版が発売、その後海外のSwitchPS4対応版が販売されて気になっていたが、いかんせん日本語は未対応で手が出なかった。

だが、ついに据え置き機対応の日本語版が発売。ということで早速クリアまでプレイしてみた。

Blasphemous(ブラスフェマス)こんなゲームよ

開発はスペインに拠点を置くThe Game Kitchenスペインらしいというか、キリスト教圏らしいというか、絵画の中の世界を思わせるような美麗な2Dのグラフィックが特徴的なブラスフェマス。

舞台となるのは神の起こした無慈悲な”奇蹟”による厄災に見舞われている、中世ヨーロッパを模した世界クヴストディア。

その地の果てに位置する「黙する慈愛修道院」で目覚めた悔悟者ことプレイヤーはデオグラシアスと名乗る男に導かれながら、危険に満ちたクヴストディアを東奔西走し、”奇蹟の謎”を解いていく。といった内容。

目覚めるプレイヤー

ストーリーはソウル系。一本筋の通ったな内容があるというよりはプレイヤーに考える余地が残されている。クヴストディアに散らばる様々なレリックやアイテムを集め、そこに記載された難解な説明文によって、物語の大枠、”奇蹟の謎”を読み解いていくことになる。これが正解といったものはゲームからは提供されることはない。

プレイの内容自体はメトロイドと悪魔城ドラキュラを混ぜた俗にいうメトロイドヴァニア系の探索アクションゲームになっている。クヴストディアの各地にあるアイテムを取得すると様々なギミックが解放され、探索できる場所が増やし、徐々に奇蹟の根源へと迫っていくという仕組みだ。ただ、基本的なアクションは攻撃(上にも攻撃できる)、ダッシュ(緊急回避)、ジャンプ、そしてパリィ、プラス道中で手に入る、魔法とソウルシリーズでいうところのソウルに当たる敵を倒すことによって手に入る”償いの涙”を集めることによって解放される、特殊ギミック以外はロックマンXやメトロイドのようにアクションが増えることはない。

レリックアイテム

ステージも細かな隠し要素があるというよりは基本的には一本道だ。メトロイドシリーズや悪魔城ドラキュラ月下の夜想曲などと比較すると、隠された要素はそこまで多くなく、そこまで自由度は高くない。ただ、ストーリー上の細かな分岐は用意されており、これは後述するが、どちらかというと不親切な設計であるために、必要な要素が気が付きづらくなっているという部分もある。

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Blasphemous 世界観と適度な難易度がいい

このゲームの魅力は何といっても美麗なグラフィックだろう。2Dでよくここまで再現したものだとほれぼれしてしまった。個人的には「山頂墓地」と呼ばれる序中盤に出てくる面が好みであった。滅びかけの世界、キリスト教的な建造物。どれも整っていて、思わずじっと見入ってしまった。

美しい世界

もう一つはグロゴアに満ちた世界観とそれに見合った難易度。こちらのインタビューで開発者のエンリケカベーサ氏が語ったところによれば、ソウル系、悪魔城ドラキュラに影響を受けたと語っているが、まさしくそんな感じ。特に雰囲気はソウル感満載だ。

血みどろで不気味な敵がプレイヤーを待ち受けている。プレイヤーの使用するアイテムもソウルシリーズに影響を受けたことがありありとわかるもので、回復アイテムは胆汁を使った胆汁フラスコ。クヴストディアに散らばったからのビンを集めることで容量が増えるというところも非常によく似ている。セーブポイントで祈りをささげる、というところも非常にそっくり。

ただ、ブラスフェマスなりのオリジナリティもしっかりあり、ゲーム的にはソウル系のハクスラというよりは悪魔城などの死にながら覚えていくタイプの高難易度。何度も何度も死にながら、強敵や道中の難所を克服していくことになる。

ゲームオーバー画面 プレイヤーは何度もこれを見ることになる

この辺りは好き嫌いが分かれるが好きな人にはたまらないものがあるだろう。筆者は大好き。ちなみにそこまで理不尽な難易度かというとそんなことはない。ボスの近くにはセーブポイントが用意されており、リスタートがやりやすくなっていたり、一部のボスを除くが基本的に敵のパターンがある程度把握しやすいようになっていたり、繰り返しプレイを続けていけばクリアができるように配慮はされている。

Blasphemous バグが多いことと、投げやりなストーリーはバッド

ただ、悪い部分もある。一つはインディーゲームのサガか、バグが多い。死んだ後のリスタート場所の座標がぶれ、落下地点に設定されたことにより悔恨者が復活するたびに死んでしまったり、キャラが勝手に動いたり、ボスが明後日の方向に行ったまま帰ってこなかったり、散々である。ラスボスと戦っている最中、重要な場面でフリーズしてしまった時は思わず、プレイしていたSwitchを投げようかと思ってしまったくらいだ。この辺りは今後のアップロードに期待。

アップロードでどうにもならない部分としてはストーリーの難解さが挙げられるだろう。前述したとおり、読み解きながら進んでいくのだが、正直なところ何をいっているか、わからないことも多い。ソウル系を意識してのことだろうが、ファンによる考察を含めたトータルな世界観が構築されているソウル系と違い、後追いで内容が理解できることは現時点ではあまり期待できず、正直なところ、ブラスフェマスの世界観にどっぷりつかれるかといわれると難しい。

なかなか難しい

端的に言えば、プレイヤー側にストーリーの多くがぶん投げられてしまっている。じゃあ例えば、キリスト教的な単語に関する知識など世界観を構築しているものを理解する知識があればわかるのかといえばそうとも言いづらいこれもまた問題だろう。実に微妙な感じになっている。この辺りは翻訳の問題もあるといえる。

実際のところ単に世界観の考察に役立つか役立たないかだけならばいいのだが、いくつかの重要アイテムや謎解きにも関わってくるので厄介だ。

現状は英語圏で攻略wikiができているので、そちらを見ながらプレイするのがおすすめ。重要な個所は機械翻訳でも問題がないはずだ。

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Blasphemous 微妙な点 お使い要素が非常に面倒

もう一つ、これは微妙だが少し気になった点だ。ブラスフェマスではお使い的な要素はほとんどは用意されていない。だが、一部重要な場面でシームレスにつながる広大なマップを右に左に右往左往しなくてはいけないことがある。これが非常に面倒くさい。一つは先ほども書いたように、説明が難解な点。序盤でとることの出来る補助アイテムの必要性が終盤になってわかり、後からとりに行くだとか。説明の存在に後になって気づくだとか、そんなことがしばしばあった。

もう一つは絶妙な配置の即死トラップ。これは悪魔城ドラキュラやカプコンの名アクションの影響を受けたものだろう。道中には針の山のような落ちると即死するトラップがたびたび設けられているのだが、この配置が悪い意味で性格がいい。

飛んで落ちてからでないと存在が確認できない位置に配置されていたり、移動する床に乗りながら針の山地帯を進まなければいけなかったり、微妙な位置に遠距離攻撃をしてくる敵がいて、ジャンプの最中に攻撃があたり、針の山に真っ逆さま、なんて具合だ。

ここを

しくじるとこう

ゲームオーバー画面 プレイヤーは何度もこれを見ることになる

非常にいやらしい。これがステージクリア型の一本道のアクションだったらそれほど問題はない。だが、ブラスフェマスは2D探索ゲーム。各所を行ったり来たりしなくてはいけない。また、先ほども説明した一部のお使い要素では死亡してしまうと最初からやり直さなくてはいけない場合もある。その時に即死トラップの存在が非常にうっとうしくなる。ちょっと移動したいだけなのに、死亡してセーブポイントに戻される。1時間ほど続けたお使いが、一回の死亡でおじゃんになるといった具合だ。

本当にいらいらする。これはプレイしていて少し嫌だった。ブラスフェマスの妙味ともいえる部分ではあると思うので改善は難しいかと思う。

Blasphemous 総評 全体的にはうまくまとっている安い今のうちに買うのがよい

ただ、総合的に見ると名作の良さはとらえつつ、2Dらしさをいかんなく発揮、かつオリジナルの要素もうまく盛り込んだ、よくまとまったゲームだったと思う。価格もそれほど高くないのでプレイ動画を見て、アートショットを見てビビットきた人は購入してみるのがいいと思う。終わり

steam https://store.steampowered.com/app/774361/Blasphemous/

switch https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000023532

PSstore https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP4875-CUSA17502_00-BLASPHEMOUS00000

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